概要
共有コンテンツ用の内蔵ビデオプレーヤーを使用することで、ミーティングやウェビナーでのビデオクリップをこれまで以上に簡単に共有することができます。ビデオファイルはZoomの内蔵ビデオプレーヤー内で開かれ、他の参加者に再生コントロールを表示させることなく共有することができます。共有画面やアプリケーションの一部としてではなく、内蔵プレーヤーでビデオを共有することで、共有したビデオの品質が向上し、よりスムーズで安定した視聴体験を視聴者に提供することができます。
この記事の内容:
前提条件
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Zoomデスクトップクライアント
- Windows:グローバル最小バージョン以上
- MacOS:グローバル最小バージョン以上
- プロセッサー
- 4コア以上
- ネットワーク帯域幅
- 全画面HDの場合、上下それぞれ1.5Mbps以上
- サポートされているファイル
- MOV or MP4 ビデオファイル
注:mov/mp4ともにH.264 AVCコーデックのみ対応しています。
- MOV or MP4 ビデオファイル
- Zoomにサインインしていること
ビデオを共有する
- Zoomミーティングを開始または参加します。
- ミーティングコントロールにある[画面の共有] ボタンをクリックします。
- [詳細]タブに切り替えて、[ビデオ]を選択し、[共有]をクリックします。
- 共有したいビデオに移動して選択し、[開く]をクリックします。
ビデオがZoom内で開き、出席者に見えるようになります。
注:この機能を使用すると、[ビデオクリップに最適化]が自動的に有効になります。これは一般的にビデオの共有に推奨されていますが、フレームレートを向上させるために解像度を1080p/720pに制限したり、ダウンスケールしたりします。手動で無効にすることにより高い解像度を設定することが可能ですが、フレームレートがあまり重要でない状況でのみ使用する必要があります。
再生コントロール
ビデオを共有している間は、いくつか共通の再生コントロールがありますが、これらは他のミーティング参加者には非表示になっています。共有元のユーザーには以下のコントロールが表示されます。
- [再生]/[一時停止]:ビデオの再生を開始または一時停止します。
- [経過時間]/[ビデオの総再生時間]:ビデオ再生の現在の経過時間とビデオファイル全体の長さが表示されます。
- [再生スライダー]:ビデオ再生範囲の他のポイントにスキップできます。
- [音声ボリューム]:共有するビデオの音量を調整できます。
- [フルスクリーン]:自分と視聴者のビデオを全画面表示にすることができます。
ビデオ共有のメリット
デスクトップやアプリケーションを共有するオプションを使用する場合、ビデオの解像度は、CPU使用率、画面解像度、グラフィックカード、およびOSグラフィックシステムの機能に依存します。さらに、ビデオの解像度が1080pより大きい場合、必要な帯域幅を最小限に抑えながらコンテンツを最適化するために、Zoomは自動的に解像度を1080p(または720p)にダウングレードします。特定のアプリケーションを共有したり、画面の一部だけを共有したりするなど、ビデオの共有方法によっては、追加のCPUリソースを必要とする場合があります。またこれにより、共有するユーザーのビデオ共有とミーティングの両方の全体的な品質にさらに影響を与える可能性があります。
しかしながら、ビデオ共有オプションを使用すると、Zoomはファイルから直接ビデオをエンコードして共有するため、標準的なコンテンツ共有の制限要因を効果的に回避することができます。Zoomクライアントがエンコードと共有を処理することで、共有している参加者のCPU使用量を最小限に抑え、より高いフレームレートとよりスムーズなビデオ再生を可能にします。
この記事は、Sharing a recorded video with sound during your meetingを翻訳しています。