ローカルレコーディングを使用すると、ミーティングのビデオや音声をローカルのコンピューターに録画することができます。レコーディングしたファイルは、DropboxやGoogle Driveなどのファイルストレージサービスや、YouTubeやVimeoなどのストリーミングサービスにアップロードすることができます。
ローカルレコーディングのファイルは、システム上のデフォルトのZoomレコーディングフォルダに保存されます。
この記事では、次の項目について説明します。
- 制限事項
- ローカル レコーディングを有効にする方法
- ローカル レコーディングの始め方
- 参加者にレコーディング権限を割り当てる方法
- ローカル レコーディング設定の変更方法
- 複数のオーディオ ファイルをレコーディングする方法
前提条件
- ベーシック(無料)アカウント以上
- Windows、macOS、またはLinux用のZoomデスクトップクライアント
注:ローカルレコーディングは、iOSデバイス、iPadデバイス、Androidデバイスでは利用できません。モバイルデバイスで録画をする場合は、ライセンスユーザーによるクラウドレコーディングをご利用ください。
制限事項
ローカルレコーディングは、以下の機能には対応していません。
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- アクティブ スピーカー、ギャラリー ビュー、共有画面を個別にレコーディングする
- オーディオ文字起こし
- 共有画面のレコーディングレイアウトで、アクティブ スピーカーのサムネイルを表示する、またはサムネイルを表示しない(ローカル レコーディングでは、共有画面で常にサムネイルのギャラリービューが表示されます)。
- iOS または Android アプリを使用してレコーディングする
注: これらの機能が必要な場合は、クラウドレコーディングを使用してください。
ローカルレコーディングでは、意思表示アイコンまたはミーティングのリアクションはキャプチャーされません。
ローカルレコーディングを有効にする方法
アカウント
アカウント内すべてのユーザーのローカルレコーディングを有効または無効にするには:
- アカウント設定を編集できる管理者でZoom Webポータルにサインインします。
- [アカウント管理]をクリックし、[アカウント設定]をクリックします。
- [記録]タブをクリックします。
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[ローカルレコーディング]のトグルをクリックして、有効または無効にします。
- 検証ダイアログが表示されたら、[有効にする]または[無効にする]をクリックして変更内容を確認します。
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(オプション)チェック ボックスを選択して追加機能を有効または無効にし、[保存] をクリックします。
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ミーティング/ウェビナーからのチャットメッセージを保存
ホストがミーティング内チャットメッセージをローカルレコーディングファイルに保存できるようにします。 -
字幕を VTT ファイルで保存する
ホストが字幕ファイルをローカルレコーディングに保存できるようにします。 -
ホストは、ローカルにレコーディングする権限を参加者に付与できます
ホストがローカルでレコーディングする権限を参加者に付与できるようにします。
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ミーティング/ウェビナーからのチャットメッセージを保存
- (オプション)この設定をアカウントの全ユーザーに対して必須にする場合は、ロックアイコンをクリックしてください。
グループ
ユーザーグループに対してローカルレコーディングを有効または無効にするには:
- ユーザーグループを編集する権限のある管理者としてZoom Webポータルにサインインします。
- ナビゲーションメニューで、[ユーザー管理]、[グループ]順にクリックします。
- リストから該当するグループ名をクリックします。
- [記録]タブをクリックします。
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[ローカルレコーディング]のトグルをクリックして、有効または無効にします。
- 検証ダイアログが表示されたら、[有効にする]または[無効にする]をクリックして変更内容を確認します。
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(オプション)チェック ボックスを選択して追加機能を有効または無効にし、[保存] をクリックします。
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ミーティング/ウェビナーからのチャットメッセージを保存
ホストがミーティング内チャットメッセージをローカルレコーディングファイルに保存できるようにします。 -
字幕を VTT ファイルで保存する
ホストが字幕ファイルをローカルレコーディングに保存できるようにします。 -
ホストは、ローカルにレコーディングする権限を参加者に付与できます
ホストがローカルでレコーディングする権限を参加者に付与できるようにします。
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ミーティング/ウェビナーからのチャットメッセージを保存
- (オプション)この設定をこのグループの全ユーザーに対して必須にする場合は、ロックアイコンをクリックしてください。
ユーザー
自分自身の使用に対してローカル レコーディングを有効または無効にするには:
- ZoomのWebポータルにサインインします。
- ナビゲーションパネルで、[設定]をクリックします。
- [記録]タブをクリックします。
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[ローカルレコーディング]のトグルをクリックして、有効または無効にします。
- 検証ダイアログが表示されたら、[有効にする]または[無効にする]をクリックして変更内容を確認します。
Note: オプションがグレーアウトしている場合は、グループまたはアカウントレベルでロックされているため、Zoom管理者に連絡する必要があります。 -
(オプション)チェック ボックスを選択して追加機能を有効または無効にし、[保存] をクリックします。
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ミーティング/ウェビナーからのチャットメッセージを保存
ホストがミーティング内チャットメッセージをローカルレコーディングファイルに保存できるようにします。 -
字幕を VTT ファイルで保存する
ホストが字幕ファイルをローカルレコーディングに保存できるようにします。 -
ホストは、ローカルにレコーディングする権限を参加者に付与できます
ホストがローカルでレコーディングする権限を参加者に付与できるようにします。
-
ミーティング/ウェビナーからのチャットメッセージを保存
ローカルレコーディングの始め方
ホストはミーティングをレコーディングするか、参加者にレコーディング機能を付与する必要があります。
- ホストとしてZoomミーティングを開始します。
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[レコーディング]をクリックします。
- メニューがある場合は、[このコンピューターにレコーディング]を選択します。
レコーディングがアクティブになっている間、ホストには左上に次のインジケーターが表示されます。
参加者には、レコーディングがアクティブになっている間、左上隅に次のインジケーターが表示されます。
Note:ダイヤルインした参加者には、ホストが無効にしていない限り、ミーティングがレコーディングされていることを知らせるメッセージが流れます。
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[参加者]をクリックすると、現在レコーディング中の参加者が表示されます。
- ミーティング終了後、Zoomはレコーディングファイルを変換し、お客様はそのファイルにアクセスすることができます。
- 変換処理が完了すると、レコーディングファイルの入ったフォルダが開きます。
デフォルトでは、レコーディングファイルは一定のフォーマットになっています。オーディオ/ビデオファイル(MP4)は、video[random number].mp4という名前になります。音声のみのファイル(M4A)は、audio[random number].m4aという名前になります。
注:
- ミーティング中に不意にシャットダウンしたり、変換処理が中断されたりすると、レコーディングファイルが破損して復元できなくなる可能性があります。コンピューターの再起動やシャットダウン、ハードディスクをスリープ状態にする、ノートパソコンを閉じるなどの操作を行うと、変換処理が中断されます。
- ミーティング終了後に変換処理がうまくいかない場合は、手動でレコーディングファイルを変換してみてください。
- アクティブスピーカー、ギャラリービュー、共有画面など、さまざまなレイアウトでミーティングをレコーディングすることができます。
- ファイルの変換が完了した後、デフォルトの命名規則からファイル名を変更する場合は、ユニークなファイル名を使用することをお勧めします。また、ミーティングファイルを保存する際には、Zoom、Personal Meeting Room、My Meetingなどの名称を使用しないことをお勧めします。
ローカルレコーディングの停止・一時停止方法
Zoomのレコーディング中、レコーディングの[停止]や[一時停止]ができます。レコーディングを停止し、再度レコーディングを開始した場合、新しいビデオファイルが作成されます。レコーディングを一時停止して再度レコーディングを開始した場合は、Zoomは同じビデオファイルにレコーディングします。
- レコーディングが開始されたら、下部にある[一時停止]または[停止]をクリックします。
また、左上のインジケーターをクリックしても、レコーディングの停止や一時停止ができます。
- レコーディングが一時停止しているときは、ミーティング中に以下のインジケーターが表示されます。
- レコーディングを再開するには、下部の[レコーディングを再開]をクリックします。
左上のインジケーターをクリックしてもレコーディングを再開できます。
- レコーディングを停止した後、コンピューター上のレコーディングファイルにアクセスすることができます。
参加者にレコーディング権限を割り当てる方法
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Zoomミーティングで[参加者]をクリックします。
- 参加者メニューで、レコーディング権限を付与する参加者を選択し、名前横にある[…]をクリックします。
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[ローカルファイルのレコーディングを許可」をクリックします。
参加者に以下の通知が届きます。
- 参加者がレコーディング中の場合、参加者メニューでは、参加者名の横にレコーディングアイコンが表示されます。
- 参加者のレコーディングを無効にするには、名前の横にある[…]をクリックし、[ローカルファイルのレコーディング権限を削除]をクリックします。
参加者に次のような通知が届きます。
ローカルレコーディング設定の変更方法
Zoomクライアントでローカルレコーディングの設定を変更するには:
- Zoomクライアントを開き、[設定]をクリックします。
-
[レコーディング]タブをクリックします。
これにより、クライアントを使って変更できるレコーディングオプションが表示されます。
注:レコーディングの保存場所をクラウドの同期フォルダ(Dropbox、Google Drive、One Driveなど)、外付けドライブ、またはネットワークストレージデバイスに設定すると、ローカルレコーディングの保存や変換に問題が生じる場合があります。Zoomは、レコーディングのデフォルトの保存場所をローカルドライブにしておくことを強くお勧めします。
複数のオーディオファイルをレコーディングする方法
ローカルにレコーディングする場合、ホストはすべての参加者のオーディオストリームを個別のオーディオファイル(参加者ごとに1つのファイル)としてレコーディングすることができます。このオプションを有効にするには:
- Zoomクライアントを開き、[設定]をクリックします。
- [レコーディング]タブをクリックします。
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[参加者ごとに個別のオーディオファイルでレコーディング]を有効にします。
- ミーティングをレコーディングします。
- ミーティングが終了してレコーディングが処理されたら、レコーディングフォルダを開きます。
- フォルダ内で[Audio Record]を開きます。
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[Audio Record]フォルダに入ると、各参加者のオーディオトラックがそれぞれのファイルとして表示され、ファイル名は参加者の名前で始まります。
この記事は、「Starting a local recording」を元に作成されました