概要
高度なチャット暗号化を有効にすることにより、Zoomユーザー間でチャットメッセージが安全に送信されます。暗号化されたメッセージは、高度暗号化基準(AES)256ビットアルゴリズムを備えたTLS1.2を使用してすべてのチャットメッセージを暗号化します。
Note:機能を有効化しない場合でも、AES256、TLS1.2での暗号化は実施済みです。
この記事の内容:
前提条件
- Zoomデスクトップクライアント
- Windows:4.1.8826.0925以降
- macOS:4.1.8826.0925以降
- Zoomモバイルアプリ
- Android:4.1.8855.0925以降
- iOS:4.1.8855.0925以降
Note:WindowsおよびMacバージョン3.5.37712.0111以降、iOSバージョン3.5.37749.0111以降、Androidバージョン3.5.37712.0111など一部の古いバージョンのZoomでは、高度な暗号化チャットをサポートしていますが、完全な機能ではありません。
高度なチャット暗号化を有効にした後、制限される機能
高度なチャット暗号化を有効にすると、ユーザーと管理者は次のチャット機能を使用できなくなります。
ユーザー
- アニメーションGIFを送信
- URL付きのチャットメッセージのリンクプレビューを参照
- 右側のパネルでファイル/画像を表示します(情報アイコンをクリックしてパネルを表示)
- 送信されたメッセージを編集
- チャット履歴を検索
- チャット通知メッセージプレビューを表示
管理者
- チャット履歴のメッセージを表示(管理者は引き続きチャット参加者と最後に送信されたメッセージの日付/時刻を確認できます)
- Webポータルを使用してチャネルを管理
高度なチャット暗号化を有効化
組織のすべてのメンバーに対して高度なチャット暗号化を有効にするには:
- Zoomウェブポータルにサインインします。
- ナビゲーションパネルで、[アカウント管理]、[IM管理]の順にクリックします。
- [IM設定]タブをクリックします。
- [高度なチャット暗号化を有効にする]オプションが有効になっていることを確認します。
設定が無効になっている場合は、トグルをクリックして有効にします。確認ダイアログが表示されたら、[オンにする]を選択して変更を確認します。
暗号化されたチャットの使用
チャットには、高度なチャット暗号化が有効になっていることを示すロックアイコンが表示されます。
高度な暗号化チャットを有効にすると、ユーザーはZoomを開くまで暗号化されたチャットを見ることができません。通知(ロック画面の通知を含む)には、暗号化されたチャットを受信したことが示されます。
メッセージ送信時
テキストボックスの上またはテキストボックスの中にロックアイコンが表示されます。
PC|Mac
iPhone|Android
メッセージ受信時
暗号化されたチャットメッセージを受信する場合、ユーザーがZoomを開くまで本文は表示されません。
暗号化されたチャットを受信したというメッセージが表示されます。
PC|Mac
iPhone|Android
この記事は、Advanced chat encryptionを日本のユーザー様向けにアレンジして翻訳しています。