スケジュール代理権限は、役員秘書などが次のことを行うために設計されています。
- アカウント内の委任されたユーザーが、委任元のユーザーの代わりにミーティングをスケジュールします。
- 委任元ユーザーと委任されたユーザーがどちらもウェビナーライセンスを割り当てられている場合、ウェビナーを代理スケジュールすることができます。
- スケジュール代理権限を委任されたユーザーは、委任元ユーザーがホストするミーティングの代替ホストとなります。
注:
- 代理権限を利用して別のユーザーのミーティングを編集、または削除する際に3003エラーが発生した場合は、スケジュール代理権限が変更されていないかを確認してください。また、委任元のユーザーと委任されたユーザーの両方がライセンスユーザーであることを確認してください。
- Zoom Webポータルで他のユーザーにスケジュール代理権限を委任する場合、委任されたユーザーがOutlook、またはGoogleカレンダーで非公開設定された予定をミーティングを管理できるかを選択できます。非公開設定された予定の管理ができない場合、ミーティング招待状に記載されたリンク、ミーティングタイトル、出席者リストを閲覧することはできません。
このページでは、以下の項目を説明します。
- 代理権限の前提条件
- 設定方法
- スケジュール代理権限の委任方法
- 代理権限を利用して別のユーザーがホストするミーティングをスケジュールする
- Webポータル
- Windows | macOS | Linux
- iOS | Android
代理権限の前提条件
- 両方のユーザーのユーザータイプが「ライセンスユーザー」または「オンプレミス」
- 両方のユーザーにウェビナーライセンスが割り当てられていること(ウェビナーを代理スケジュールする場合)
- 両方のユーザーが同じアカウント、またはリンクされたマスター/サブアカウントに所属している
設定方法
スケジュール代理権限の委任方法
スケジュール代理権限の委任は、委任元のユーザー(代理でスケジュールされるユーザー)が設定を行う必要があります。
- 委任元のユーザーでZoom Webポータルにサインインします。
- ナビゲーションメニューで[設定]をクリックします。
- [ミーティング]タブをクリックします。
- [その他]のカテゴリにある[スケジュール権限]の項目までページをスクロールします。
- [追加]をクリックします。
- 入力欄にユーザーの名前、またはメールアドレスを入力し、表示された候補の中から権限を委任するユーザー項目をクリックします。複数のユーザーへ割り当てを行う際には入力欄の下の[追加]をクリックし、追加の入力欄を表示します。
- (オプション)委任されたユーザーに、非公開設定の予定も管理させる場合、[私の非公開イベントを管理できる]のチェックを入れます。
注:Zoomクライアントが5.9.0以降の場合、非公開予定として予定が表示されますが、非公開予定の詳細については表示されません。 - 委任するユーザーをすべて完了したら、[保存] をクリックします。
- (オプション)管理者によって有効にされている場合、[Allows access to the following data for scheduled meetings]の[クラウド記録]のチェックボックスをチェックし[保存]をクリックすると、スケジュール代理権限が委任されたユーザー全てに対してクラウドレコーディングへのアクセスを許可します。
正常に委任が完了すると[スケジュールする権限を付与する人は ]の項目に委任したユーザーのメールアドレスが表示されます。ただし、Zoomデスクトップクライアント、モバイルアプリでスケジュール代理権限を利用する場合には、一度サインアウトする必要があります。
委任するユーザーが同じアカウント、またはリンクされたアカウントに所属しない場合、スケジュール代理権限を割り当てられないというエラーメッセージが表示されます。
代理権限を利用して別のユーザーがホストするミーティングをスケジュールする
Webポータル
- Zoom Webポータルへサインインします。
- ナビゲーションメニューで[ミーティング]をクリックします。
- 画面右上に表示される[ミーティングをスケジューリング]をクリックします。
- [スケジュール対象]のプルダウンをクリックし、ホストとなるユーザーを選択します。
- トピックや開催日時などを設定します。
- [保存]をクリックしてミーティングのスケジュールを完了させます。
Windows | macOS | Linux
スケジュール代理権限を委任されたユーザーは、一度デスクトップクライアントからサインアウトし、サインインのし直しをすると代理権限を利用してスケジュールすることができます。
- Zoomデスクトップクライアントへサインインします。
- [ホーム]タブで[スケジュール]をクリックします。
- [スケジュール対象] のプルダウンからホストとなるユーザーを選択します。
- トピックや開催日時などを設定します。
- [保存]をクリックしてミーティングのスケジュールを完了させます。
iOS | Android
スケジュール代理権限を委任されたユーザーは、一度モバイルアプリからサインアウトし、サインインのし直しをすると代理権限を利用してスケジュールすることができます。
- Zoomモバイルアプリへサインインします。
- [スケジュール]をクリックします。
- [詳細オプション] をタップし、[スケジュール対象]を開きます。
- ミーティングのスケジュールを設定するユーザーの名前をタップします。
- トピックや開催日時などを設定します。
- [保存] をタップしてミーティングのスケジュールを完了させます。
この記事は「Scheduling Privilege」を基に作成されました。