概要
HDビデオは、グループミーティングのアクティブなスピーカーのビデオレイアウトに対して720pのビデオ品質を有効にします。
フルハイビジョンビデオ(1080p)は、ビジネスプランとエンタープライズプランでのみ利用可能です。
その他のHDビデオの前提条件をすべて満たしているアカウントは、ウェビナーの参加者に対して720pまたは1080pのフィードを要求することもできます。この機能を有効にするには、有償ライセンスが割り当てられたアカウントオーナー、または管理者からZoom社サポート窓口に機能の有効化リクエストを送信する必要があります。サポートにお問い合わせいただいてから、この機能が有効になるまでに3営業日ほどかかります。
H.323/SIPデバイスは、最大1080pのビデオを送受信できます。ただし、1080p以上の場合は、Zoom社サポート窓口で有効にする、またはプロビジョニングされたデバイスで有効にする、特定のダイヤル文字列を使用してデバイスを参加させる必要があります。
Zoom EventsまたはZoom Sessionsアカウントは、ウェビナーでアクティブスピーカーのHDビデオ(1080p)を利用することもできます。
注:
- 画面共有はグループHDの影響を受けません。画面共有では、共有するデスクトップ、アプリケーション、または画面の一部のネイティブ解像度でコンテンツが表示されます。
- グリーンスクリーンを使用せずにバーチャル背景機能を使用する場合、ビデオの上限は720pとなりますが、720pでのバーチャル背景利用の要件を満たさないコンピュータでは360pになる場合があります。
この記事の内容:
前提条件
標準HD(720p)の場合
- Pro、Business、Education、Enterpriseのいずれかのアカウント
- デスクトップクライアントで全画面表示していること
- Windows、macOSまたはLinux用のZoomデスクトップクライアント:グローバル最小バージョン以降
- AndroidまたはiOS用Zoomモバイルアプリ:グローバル最小バージョン以上
フルHD(1080p)の場合
- Business、Education、またはEnterpriseアカウント
- Zoom社サポートで有効にする必要があります
- i7クアッドコア(物理コア)以上のCPU
- Zoomデスクトップクライアント:グローバル最小バージョン以上
ミーティングHDビデオを有効にする
注:HDビデオは、より多くのCPUと帯域幅(~2Mbps up/down)を使用しますのでご注意ください。ネットワークやCPUのパフォーマンスに問題がある場合は、HDビデオを無効にすることをお勧めします。
アカウントでミーティングHDビデオを有効にする
組織の全メンバーに対してHDビデオを有効にするには、以下の手順で行います。
- Zoom Webポータルにサインインします。
- [アカウント管理]、[アカウント設定]の順にクリックします。
- [ミーティング]タブの[ミーティング内(詳細)]>[ミーティングHDビデオ品質] オプションに移動し、設定が有効になっていることを確認します。
設定が無効になっている場合は、トグルをクリックして有効にします。確認ダイアログが表示された場合は、[有効にする]を選択して変更を検証します。 - (オプション)この設定をアカウント内の全ユーザーに義務付ける場合は、ロックアイコンをクリックして、[ロック]をクリックして設定を確定します。
特定のグループでミーティングHDビデオを有効にする
特定のグループの全メンバーに対してミーティングHDビデオを有効にするには、以下の手順で行います。
- グループを編集する権限のある管理者としてZoom Webポータルにサインインします。
- [ユーザー管理]、[グループ管理]の順にクリックします。
- グループの名前をクリックし、[ミーティング]タブをクリックします。
- [ミーティング]タブの[ミーティング内(詳細)]>[ミーティングHDビデオ品質]オプションに移動し、設定が有効になっていることを確認します。
設定が無効になっている場合は、トグルをクリックして有効にします。確認ダイアログが表示された場合は、[有効にする]を選択して変更を確認します。
注:オプションがグレーアウトしている場合は、アカウントレベルでロックされているため、そのレベルで変更する必要があります。
- [ミーティングHDビデオ品質]が有効になっている場合には、[標準HD(720p)]または[フルHD(1080p)]のオプションが表示されますのでどちらかを選択します。
- (オプション)このグループのすべてのユーザーにこの設定を必須にする場合は、ロックアイコンをクリックしてから、[ロック]をクリックして設定を確定します。
自分のミーティングでミーティングHDビデオを有効にする
自分用にHDビデオを有効にするには、以下の手順で行います。
- Zoom Webポータルにサインインします。
- [設定]をクリックします。
- [ミーティング]タブの[ミーティング内(詳細)]>[ミーティングHDビデオ品質]オプションに移動し、設定が有効になっていることを確認します。
設定が無効になっている場合は、トグルをクリックして有効にします。確認ダイアログが表示された場合は、[有効にする]を選択して変更を確認します。
注:オプションがグレーアウトしている場合は、グループレベルまたはアカウントレベルでロックされているため、Zoomの管理者に連絡する必要があります。
- [ミーティングHDビデオ品質]が有効になっている場合には、[標準HD(720p)]または[フルHD(1080p)]のオプションが表示されますのでどちらかを選択します。
HDビデオの帯域幅要件
標準HD (720p)
- 1対1のビデオ通話:1.2Mbps(上り/下り)
- グループビデオ通話:2.6Mbps / 1.8Mbps(上り/下り)
フルHD (1080p)
-
1対1のビデオ通話
- 1080p HDビデオの受信には最低3.0Mbpsが必要です。
- 1080pビデオの送信には最低3.8Mbpsが必要です
- グループビデオ通話
- 1080p HDビデオの受信には最低3.0Mbpsが必要です。
- 1080pビデオの送信には、最低3.8Mbpsが必要です。
ZoomクライアントでのHD映像の送受信について
以下は、ミーティングやウェビナーでHDを実現するためのガイドラインです。なお、ハードウェアの制限など、他にも制限がある場合がありますので、すべてを網羅しているわけではありません。
HDを送信するためには
- ミーティングウィンドウがフルスクリーンモードであること。
- アクティブスピーカーのビデオレイアウト。
- クライアント設定の[ビデオ]セクションで[HD]が有効になっている。
- 帯域幅要件を満たしていること。
- 少なくとも1人の参加者がフルスクリーンモードであること。
HDを受信するためには
- ミーティングウィンドウがフルスクリーンモードであること。
- アクティブスピーカーのビデオレイアウト。
- 帯域幅要件を満たしていること。
- また、少なくとも1人の参加者がHDを送信するための要件を満たしている必要があります。
ミーティング中、HD映像が送信されていることを確認するには
- デスクトップクライアントのホーム画面にある歯車をクリックします。
- [統計情報]>[ビデオ]タブをクリックします。
- 解像度の送信欄で、標準HD(720p)で送信されていることを確認します。
この記事は、「Enabling HD video for Zoom Meetings」を元に作成しました。
__________________________________________________________________________
Zoomに関するご要望はこちらから
今後のコンテンツやサービスの検討のため、ぜひ忌憚なきご意見をお寄せください
※こちらにご記入いただいた内容は外部公開はされません
※お問い合わせフォームではございませんので、回答が必要なご質問については営業/ 当社サポートまでお問い合わせください