概要
ミーティング中のチャットは、Zoomデスクトップクライアントを使用して、手動または自動で自分のコンピュータまたはZoomクラウドに保存できます。コンピュータにチャットを保存する場合は、自分に直接送信されたものや、ミーティングやウェビナーに参加している全員に送信されたものなど、自分が見ることのできるチャットがすべて保存されます。クラウドにチャットを保存する場合は、全員に送信されたチャットと、クラウドレコーディング中に送信されたメッセージのみが保存されます。
目次
- 前提条件
- ミーティング中のチャットを手動で保存する方法
- ミーティング中のチャットを自動保存する方法
- ミーティング中のチャットをZoomクラウドに保存する方法
- コンピュータのデフォルトの保存場所に保存されたミーティング中のチャットにアクセスする方法
前提条件
-
Zoomデスクトップクライアント
- Windows, macOS, Linux:グローバル最小バージョン以降
- クラウドレコーディングを有効にしたライセンスユーザー(Zoomクラウドにチャットを保存するため)
ミーティング中のチャットを手動で保存する方法
ミーティング中のチャットを手動で保存するには、チャット設定を有効にして、[ユーザーによるミーティング中のチャットの保存を許可する]チェックボックスを選択しておく必要があります。ミーティング中にミーティング中のチャットを保存すると、ローカルでコンピュータに保存されます。
- ミーティングを開始、または参加します。
- ミーティング中に[チャット]をクリックします。
- チャットウィンドウ上部にある[・・・]>[チャットを保存]の順でクリックします。
これにより、チャットがローカルのレコーディングロケーションに保存されます。[フォルダーに表示]をクリックすると、保存されたファイルにアクセスできます。
デフォルトではドキュメントにあるZoomフォルダ内に、「日付、ミーティング名、ミーティングID」という名前のフォルダが作成され、チャットが保存されます。
注:チャット設定で[ミーティングからチャットを保存することをユーザーに許可する]チェックボックスの選択が解除されている場合、ホストを含むすべてのミーティング参加者がチャットの記録を保存できなくなります。
ミーティング中のチャットを自動保存する方法
ホストはミーティング中のすべてのチャットを自動的に保存し、ミーティング開始後にチャットのテキストを手動で保存する必要をなくすことができます。ミーティング中のチャットを自動的に保存するには、ホストは[チャット自動保存]を有効にする必要があります。
注:チャットの自動保存はホストに対してのみ行われるため、ローカルチャットのトランスクリプトを保存するには、ホストがミーティングに出席している必要があります。
ミーティング中のチャットをZoomクラウドに保存する方法
チャットをクラウドに保存するように設定
クラウドレコーディングを有効にしているライセンスユーザーであれば、クラウドレコーディング実施時に、ミーティング中のチャットをZoomクラウドに保存することを選択できます。
- Zoom Webポータルにサインインします。
- ナビゲーションメニューで[設定]をクリックします。
- [レコーディング]タブをクリックします。
- [クラウドレコーディング]のトグルをクリックして、有効にします。
- 確認ダイアログが表示された場合は、[有効にする]をクリックします。
注:オプションがグレーアウトしている場合は、グループレベルまたはアカウントレベルでロックされています。その場合は、Zoomの管理者に連絡する必要があります。 - [クラウドレコーディング]で、[ミーティング/ウェビナーからのチャットメッセージを保存する]のチェックボックスを選択します。
- [クラウドレコーディングの詳細設定]で、[パネリストのチャットをレコーディングに保存する]のチェックボックスを選択すると、ウェビナーから保存できるファイルが増えます。
ウェビナー中にパネリストが全パネリストまたは全パネリストと参加者のいずれかに送信したメッセージがレコーディングに保存されます。
- [保存]をクリックします。
注:ミーティングでは、チャットを保存するためにクラウドレコーディングを開始するか、自動クラウドレコーディングを有効にする必要があります。
保存したミーティング中のチャットにクラウドでアクセスする
以下のいずれかの方法でミーティングのレコーディングにアクセスできます。
- クラウドレコーディングが利用可能になると、メールが届きます。メールに記載されているリンクをクリックして、レコーディングをダウンロードまたは表示します。
- レコーディング処理が終わった後に、クラウド上に保存されたミーティング中のチャットに以下の手順でアクセスします:
- Zoom Webポータルにサインインします。
- ナビゲーションメニューで[レコーディング]をクリックします。
- [クラウドレコーディング]タブをクリックします。
- ミーティングのトピックをクリックします。
ミーティング用のすべてのファイルが表示されます。チャットファイルというTXTファイルをダウンロード、共有、または削除することができます。
コンピュータのデフォルトの保存場所に保存されたミーティング中のチャットにアクセスする方法
ミーティング中のチャットは、ローカルの記録場所に保存されます。デフォルトでは、ドキュメントのZoomフォルダの中にある「日時 ミーティング名 ミーティングID」というの名前のフォルダです。
ローカルレコーディングパスの表示
- Zoomデスクトップクライアントにサインインします。
- 自分のプロフィール画像をクリックし、[設定]をクリックします。
- [レコーディング]をクリックします。
[レコーディングの保存場所]の右横にレコーディングパスが表示されています。
デフォルトの保存場所の変更
- Zoomデスクトップクライアントにサインインします。
- 自分のプロフィール写真をクリックし、[設定]をクリックします。
- [レコーディング]をクリックします。
- ローカルレコーディングで[変更]をクリックし、新しいファイルの場所を選択します。
注:ネットワークやクラウドドライブの場所を使用することは、接続が中断された場合にファイルが破損する可能性があるため、推奨いたしません。
この記事は、「Saving In-Meeting Chat」を元に作成しました。