概要
Zoom Roomsコントローラーとスケジューリングディスプレイは、Zoomクラウドサービスとの通信に加えて、ネットワークを介して関連するZoom RoomsコンピューターまたはZoom Roomsアプライアンスと直接通信します。同様に、直接共有を使用するZoomクライアントは、ネットワークを介してZoom RoomsコンピューターまたはZoom Roomsアプライアンスと直接通信します。
Zoom RoomsコントローラーまたはスケジューリングディスプレイとZoom Roomsが同じWi-Fiネットワーク上にあるにもかかわらず、サインインしても相互接続できない場合は、Wi-Fiルーターまたはファイアウォールで次のことを確認してください。
プロトコル | ポート | 方向 |
TCP | 9090 |
ZRコントローラーからZR |
TCP | 443 |
ZRコントローラーまたはスケジューラーからクラウドへ |
UDP |
3478、3479、8801 | ZRからクラウドへ |
TCP | 8801、8802、443 | ZRからクラウドへ |
TCP | 8888 | クライアントからZR(直接共有) |
UDP | 8889 |
クライアントからZR(直接共有) |
注:
Zoom Roomsでカレンダー統合を利用している場合、Zoom Roomコンピューターも Outlook、Google カレンダー、Exchangeなどの各カレンダー サービスにアクセスし、カレンダーイベントを確認し、今後の会議として表示できるようにする必要があります。必要なURL、プロトコル、ポートの情報はカレンダーサービスのドキュメントをご確認ください。
Zoom Roomsコントローラーまたはスケジューリングディスプレイから、Zoom Roomsコンピューターの127.0.0.1アドレスに接続できないと報告された場合、プロキシ設定に関連している可能性がありますので以下のいずれかを実行してください。
- Zoom RoomsコンピューターまたはZoom Roomsアプライアンスで正しいプロキシ設定を入力します。
- Zoom RoomsコンピューターまたはZoom RoomsアプライアンスのIPアドレスをバイパスするようにプロキシサーバーを設定します。
- デスクトップまたはネットワーク上の他のファイアウォール、Web フィルタ、プロキシサーバーを確認します。
Cisco / Meraki Wi-Fiルーターは、Zoom RoomsコントローラーまたはスケジューリングディスプレイがZoom Roomsにアクセスできるようにするための「ヘアピニング」を許可していない場合は、Merakiのドキュメントを参照して「クライアント分離」を無効にしてください。 Meraki以外のWi-Fiルーター/アクセスポイントでも「ヘアピニング」を許可するために「クライアント分離」「AP分離」「ワイヤレス分離」「プライバシーセパレーター」と呼ばれる機能を無効化する必要があります。
Zoomデバイス管理(ZDM)を使用してZoom Roomsを管理し、会社のネットワークにファイアウォールまたはプロキシサーバーが含まれている場合、ZDMサーバーとの通信を許可するには、このZDM URLをネットワークドメインの許可リストに追加する必要があります。
ZDM URL:https://zdmapi.zoom.us
さらに、Neat製品やDTEN製品など一部の製品ではデバイスファームウェアの更新をサポートするために必要な追加のURLの許可が必要になります。許可が必要なURLは利用する端末のメーカードキュメントを
ご確認ください。
関連項目:
この記事の詳細は、Firewall Configuration for Zoom Rooms をご参照ください。