概要
システム管理者は、モバイルデバイス管理(MDM)を使用して、管理対象iOSデバイスでZoomアプリをリモートで構成できます。
この記事の内容:
- 構成オプション
- IntuneのサンプルXML
- AirwatchのサンプルXML
- Intuneで構成する
- ユーザーのデバイスにIntuneポータルサイトをインストールする
- 構成ポリシーを適用する
- グループに構成ポリシーを割り当てる
前提条件
- iOS 4以降を搭載したiOSデバイス
- AirWatchやMicrosoft Intuneなどのエンタープライズモビリティ管理(EMM)ソフトウェア
構成オプション
キー |
値のタイプ |
説明 |
ForceLoginWithSSO |
整数 |
ユーザーに強制的にSSO(シングルサインオン)を使用してZoomにログインさせるかどうかを指定。 |
SetSSOURL |
文字列 |
SSO(シングルサインオン)を使用したログインに使用されるバニティURL。 例:「success」と入力して、SSO(シングルサインオン)URLをhttps://success.zoom.usとして設定 |
MeetingReminder |
整数 |
今後のミーティングのリマインダーを有効にするかどうかを指定。 |
SyncMeetingFromCalendar |
整数 |
カレンダー同期を有効にするかどうかを指定し、ZoomがユーザーZoomミーティングのカレンダーを確認し、今後のミーティングリストに追加することを許可。 |
TurnOffVideoCameraOnJoin |
整数 |
ミーティングに参加するときにユーザーのビデオをオフにするかどうかを指定。 |
注:すべてのユーザーに構成オプションを必須にする場合は、プレフィックス「mandatory:」の後にキー名を使用します。iOSでZoomを使用する場合、ユーザーはオプションを変更できません。
IntuneのサンプルXML
<dict>
<key>ForceLoginWithSSO</key>
<integer>1</integer>
<key>SetSSOURL</key>
<string>success</string>
<key>MeetingReminder</key>
<integer>1</integer>
<key>mandatory:SyncMeetingFromCalendar</key>
<integer>0</integer>
<key>mandatory:TurnOffVideoCameraOnJoin</key>
<integer>0</integer>
</dict>
AirWatchのサンプルXML
<managedAppConfiguration>
<version>1.2.10</version>
<bundleId>us.zoom.videomeetings</bundleId>
<dict>
<integer keyName="ForceLoginWithSSO">
<defaultValue>
<value>1</value>
</defaultValue>
</integer>
<string keyName="SetSSOURL">
<defaultValue>
<value>success</value>
</defaultValue>
</string>
<integer keyName="MeetingReminder">
<defaultValue>
<value>1</value>
</defaultValue>
</integer>
<integer keyName="mandatory:SyncMeetingFromCalendar">
<defaultValue>
<value>0</value>
</defaultValue>
</integer>
<integer keyName="mandatory:TurnOffVideoCameraOnJoin">
<defaultValue>
<value>0</value>
</defaultValue>
</integer>
</dict>
</managedAppConfiguration>
Intuneで構成する
ユーザーのデバイスにIntuneポータルサイトをインストールする
- Intuneポータルサイトアプリをユーザーの電話にインストールします。
- ユーザーに対し、ポータルサイトアプリにサインインし、アプリ内の指示に従い、アプリにデバイスの管理を許可するよう指示します。
- Intuneポータルサイトアプリを使用してZoomをインストールするようユーザーに指示します。
構成ポリシーを適用する
- Microsoft 365デバイス管理ダッシュボードにサインインします。
- 左側のパネルで、[Client apps → App configuration policies]をクリックします。
- [Add]をクリックして、次の情報を入力します。
- Name:構成の表示名を入力します。
- Description:構成の識別に役立つ説明を入力します。
- Device enrollment type:[Managed devices]を選択します。
- Platform:[iOS]を選択します。
- Associated app:[ZOOM Cloud Meetings AppStore]を選択します。
- [Configuration settings]をクリックします。
- [Configuration settings format]ドロップダウンメニューで、[Enter XML Data]を選択します。
- テキストボックスを使用して、構成オプションを設定します。
- [OK]をクリックします。
グループに構成ポリシーを割り当てる
- 左側のパネルで[Assignments]をクリックします。
- [Select groups to include]をクリックします。
- ポリシーを適用するグループを検索し、グループ名をクリックして、選択したリストに追加します。
- [Select]をクリックします。
- [Save]をクリックして、選択したグループへのポリシーの適用を終了します。
構成がすべてのデバイスにプッシュされるまで数分かかる場合があります。
この記事のオリジナルは、Using MDM to Configure Zoom on iOS をご参照ください。