概要
Windows版Zoomアプリケーションのメニューにおいて「アップデートを確認」をクリックした際に、「自動アップデートを無効にしました」とメッセージが出る場合があります。
こちらの記事ではこのメッセージが表示された際の対応について説明します。
目次
- アップデートができない原因
- 自動アップデートの有効化
- その後のアップデートについて
アップデートができない原因
MSI版インストーラ(ZoomInstallerFull.msi)でインストールされたZoomを利用している場合に発生します。
MSI版はIT管理者用に用意されたインストーラで、Zoomアプリケーションの機能をカスタマイズした状態でインストールすることが可能です。MSI版でインストールされた場合には、デフォルトでは自動アップデートが無効化されています。
自動アップデートの有効化
必要要件
- Windowsの管理者権限
インストール準備
MSI版のインストーラを入手する。
Zoomダウンロードセンター(https://zoom.us/download)へアクセスしていただき、「IT管理者用をダウンロード」>「ミーティング用Zoomクライアント」の欄の「MSIをダウンロード」の順でクリックし、MSI版インストーラを任意の場所にダウンロードします。
設定を変更してインストール
- コマンドプロンプトを起動する。
コマンドプロンプトは、Windowsキー+Rで「ファイル名を指定して実行」を開き、「cmd」と入力してEnterキーを押下していただくと起動します。 - msiexecコマンドを利用してインストールします。
コマンドプロンプトで、MSIファイルを保存したディレクトリに移動し、以下のコマンドを入力します。
msiexec /package ZoomInstallerFull.msi /lex zoommsi.log ZoomAutoUpdate="true"
- デバイスへの変更を許可し、インストールを完了させます。
「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」との表示で、「はい」を選択するとインストール作業が開始されます。
管理者でログインしていない場合には、管理者のIDとパスワードの入力が求められます。
その後のアップデートについて
一度自動アップデートを有効化していただくと、アプリ経由でアップデートした際にはその設定を引き継ぎます。
また、アプリ経由でのアップデートでは管理者権限は必要ありません。