概要
Zoom Webポータルのレポート機能は、アカウントオーナーや管理者が、様々なミーティング、ウェビナーおよびアカウントの統計情報を使って、Zoomの利用状況を把握できる強力なツールです。また、一般のユーザーも自身が主催したミーティングの統計や、ミーティングおよびウェビナーの参加者、登録者の情報を取得することができます。レポートが取得可能になるまでは、ミーティング終了から最大30分かかる場合があります。
レポートは、一度に1ヶ月の範囲で検索することができ、過去12ヶ月間分取得できます。ミーティングが30日以内に開始されず、Zoomによって一括削除された場合は、ミーティングのレポートも削除されます。
Note:表示されるレポートの種類は、契約状況によっても変化します。
目次
前提条件
- Pro、Business、Education、Enterprise、またはAPIアカウント
- 使用状況レポートへのアクセス権限
- ユーザー活動レポートへのアクセス権限
レポートページへのアクセス
- Zoom Webポータルへサインインします。
- 一般ユーザーの場合は左側のメニューの[レポート]をクリックします。管理者およびアカウントオーナー並びに使用状況レポートへのアクセス権限が与えられている場合には、[アカウント管理]>[レポート]の順でクリックします。
- 開きたいレポートの項目をクリックします。上のタブに[使用状況レポート]と[ユーザーアクティビティレポート] の2つのタブが表示されている場合にはクリックすることで参照できるレポートを切り替えます。
レポートの種類(一般ユーザー向け)
使用状況レポート
用途:自分が主催したミーティングのリスト、参加者、ミーティング時間を表示します。
ミーティング:ミーティングの登録レポート、投票レポートを作成できます。必要なレポートの種類にチェックを入れ、開催日時で検索して該当のミーティングを選択した上で[生成]をクリックします。
ウェビナー:ウェビナーの登録、参加者、パフォーマンス、Q & A、投票の各種レポートを作成できます。必要なレポートの種類にチェックを入れ、開催日時で検索して該当のウェビナーを選択した上で[生成]をクリックします。
ユーザーアクティビティレポート
報告済みの参加者:Zoomへ告発したユーザーのリストを表示します。
レポートの種類(管理者向け)
使用状況レポート
毎日:特定の月を選択し1日ごとの使用状況を表示します。新規で追加されたユーザー数、ミーティング数、参加者数、ミーティングの開催時間を確認することができます。このレポートでは、アカウント内のユーザーが主催する全てのミーティングの情報を確認できます。
アクティホスト:最大1ヶ月の期間を設定し、その期間で行われたミーティングと、一度でもミーティングに参加したユーザーのリストを表示します。
非アクティブホスト:特定の期間で自身がスケジュールしたミーティングまたはウェビナーを開催しなかったユーザーのリストが表示されます。
今後のイベント:今後予定されている全てのミーティング、ウェビナーの一覧を表示します。この一覧には定期的なミーティング、ウェビナーを含みます。ホストのメールアドレスやユーザーの名前で検索することもできます。チェックボックスをオンにすると、固定時間が設定されていないミーティングを取り除いて検索します。
ミーティング:アカウント内のユーザーが主催したミーティングの登録レポート、投票レポートを作成できます。必要なレポートの種類にチェックを入れ、開催日時で検索して該当のミーティングを選択した上で[作成]をクリックします。
ウェビナー:アカウント内のユーザーが主催したウェビナーの登録、参加者、パフォーマンス、Q & A、投票の各種レポートを作成できます。必要なレポートの種類にチェックを入れ、開催日時で検索して該当のウェビナーを選択した上で[CSVレポートを作成]をクリックします。
Captions and Translation:自動文字起こしや翻訳を利用したミーティングのリストや、そのミーティングで文字起こし、翻訳が利用された時間を表示します。
オーディオカンファレンス:オーディオプラン契約時に、誰が電話でミーティングへ参加しているかや、どの番号へダイヤルしたか、Zoomアカウントに請求された金額などの詳細を表示します。
クラウドレコーディング:指定された期間で録画されたミーティングや生成されたファイルなどを表示し、クラウド記録の使用状況を表示できます。
電話:Zoom Phoneを契約している場合に、使用状況のレポートを表示します。
リモートサポート:ミーティングID、リモートサポートを提供したユーザー、リモートサポートを受けたユーザーなど、指定した期間でのリモートサポート機能の使用状況を表示します。
請求:管理者が特定の期間の請求レポートを生成したり、部門の使用状況の請求の内訳を取得します。このレポートの機能はZoom社の支払いチームに依頼し有効化する必要があります。この機能が有効化するまで最大3営業日かかります。
ユーザーアクティビティレポート
操作ログ:新しいユーザーの追加、アカウント設定の変更、クラウド録画の削除など、管理者とユーザーの操作ログを取得します。詳細については操作ログの使用を確認してください。
設定のスナップショット:アカウント設定、グループ設定の一覧をCSVファイルで出力します。この機能はZoom社サポートへの有効化申請が必要となります。
サインイン/サインアウト:ユーザーがサインイン、サインアウトの履歴や、IPアドレス、サインインしたプラットフォーム、バージョン情報を確認できます。
電話システムオペレーションログ:Zoom Phoneのアカウント設定、コールキュー、共有ラインなど変更、電話機の追加などのZoom Phone管理者の操作履歴を表示します。
免責事項:[詳細]>[セキュリティ]で有効化できる、ユーザーがサインイン時の免責事項の承認状況を表示します。
報告済みの参加者:Zoomへ告発したユーザーのリストを表示します。
出席者ログ:アカウント内のユーザーが参加したミーティングのリストを出力します。
この記事は「Getting started with reports」を元に作成されました。