概要
CSVをアップロードすることで、一括でユーザーを更新することができます。この記事ではCSVを使って既存ユーザーを更新する方法を説明します。
Note: 新規に追加する方法はこちらを確認してください。
目次
前提条件
- クレジットカード登録済みの無料アカウント、もしくはプロ、ビジネス、教育、エンタープライズアカウント
- アカウントオーナーもしくは管理者権限
CSVファイル作成時の注意点
- CSVファイルごとに最大9999ユーザーを更新することができます。
- CSVファイルの文字コードは「UTF8」を使用する必要があります。
- CSVに含めることができる列は、Email, First Name, Last Name, Phone Number, Department, Manager, User Group, User Type, Large Meeting, Webinar, Zoom Events, Zoom Translated Captions, Job Title, Location です。これ以外の列は削除してください。
- 列は上記の順番を守る必要があります。例.) 2列目 (First Name) のヘッダー行にLast Nameと記述しても、First Nameが更新されます。
- 列は省略することができます。例.) User Typeのみを更新したい場合、8列目以降 (Large Meeting~) はなくても構いません。
- 空白にした値は更新されません。また既存の値が消えることもありません。例.) Departmentを空白にしたCSVをアップロードしても、既にあるDepartmentの値はそのまま残ります。
- アップロード前に、Zoom Rooms ユーザーはCSVから削除する必要があります。
- Phone Numberの項目は、ユーザープロフィールページに記載される外線用の電話番号の情報です。Zoom Phoneの直通・内線番号は、Zoom Webポータルの専用セクションを使って割り当てます。
- Phone Numberの項目は下記のフォーマットで記載する必要があります。
[ラベル]:[国コード][電話番号]- 「[ラベル]:」は省略することができます。
- ラベルはMobile, Office, Home, Faxのいずれかを設定できます。
- 1つの番号につき付与できるラベルは1つまでです。
- 最大3つの番号を設定することができます。
- 複数の番号を設定する場合には「|」を利用して番号を区切ります。
- 携帯電話の番号「+81 9012345678」とラベルなしの番号「+81 000111222」を設定する際には下記のように記入します。
Mobile: +81 9012345678 | +81 000111222
- ライセンス項目の有効な値のサンプル:
- User Type(ミーティングライセンス): Basic, Licensed, On-Prem
- アドオンライセンス
- Large Meeting(大規模ミーティング): Large 500, Large 1000, など
- Webinar(ウェビナー): Webinar 500, Webinar 1000, など
- Zoom Events(Zoomイベント): Zoom Events 500, Zoom Events 1000, など
- Zoom Translated Captions (翻訳字幕): Zoom Translated Captions
ユーザーを一括更新する
一括更新では更新されたユーザー数のログが残ります。作業前の詳細情報が必要な場合、事前にユーザーリストをエクスポートします。
- Zoom Webポータルにサインインします。
- 管理メニューより[ユーザー管理]、[ユーザー]の順にクリックします。
- [エクスポート]、[All users in the table]の順にクリックし、ユーザー情報が一覧で記録されたCSVファイルをダウンロードします。
Note:全ユーザーのリストが不要な場合は、検索ボックスや[詳細な検索条件]でフィルタした後に[All users in tables]をクリックします。 - ダウンロードしたCSVを編集します。
- ユーザータブの[インポートする]をクリックします。
- [CSVファイルからのインポート]の画面で[ユーザーを更新]タブへ移動します。
- [以下のオプションからアクションを選択してください]のプルダウンが表示されている場合には、[ユーザーの情報(ユーザータイプ、ライセンスなどの情報)を更新します ]を選択します。
注意:[以下のオプションからアクションを選択してください]のプルダウンは、役割の管理において[削除、リンク解除、およびディアクティベートを一括処理で行います]の権限が付与されている場合に表示されます。 - [CSVファイルをアップロードする]をクリックし、作成したCSVファイルをアップロードします。
- 正常にアップロードが完了すると、ユーザー情報が更新されます。
存在しないユーザーを含めたCSVファイルを使用すると、見つからなかったユーザー一覧が表示され、更新作業全体が失敗します。CSVファイルはユーザーリストからエクスポートしたファイルを編集することをお勧めします。
CSVファイルの作成例
基本 ⇒ ライセンス済みへ変更
「User Type」にLicensedを指定したCSVファイルを作成します。サンプルはこちら。
ライセンス済み ⇒ 基本へ変更
「User Type」にBasicを指定したCSVファイルを作成します。サンプルはこちら。
基本 ⇒ ライセンス済み + ウェビナーへ変更
「User Type」にLicensedを指定し、「Webinar」にwebinar 500などを指定したCSVファイルを作成します。サンプルはこちら。
Note: 「User Type」を省略すると、作業前に「基本」だったユーザーは何も変更されません。
ライセンス済み ⇒ ウェビナーを追加
「Webinar」にwebinar 500などを指定したCSVファイルを作成します。サンプルはこちら。
Note:「User Type」にLicensedを指定していても構いません。「User Type」にBasicを指定していた場合、エラー表示なく「基本」ユーザーに変更されます。
ライセンス済み ⇒ 大規模ミーティングを追加
「Large Meeting」にLarge 500などを指定したCSVファイルを作成します。サンプルはこちら。
Note:「User Type」にLicensedを指定していても構いません。「User Type」にBasicを指定していた場合、エラー表示なく「基本」ユーザーに変更されます。
ウェビナーを削除
- 「基本」に戻すファイルを作成します。
- 「ライセンス済み(ウェビナー無し)」のファイルを作成します。
- ステップ1、2で作成した「基本」ファイル、「ライセンス済み (ウェビナー無し)」ファイルの順に2回アップロードします。
Note: 空白列は更新されないため、「基本」に戻した後、「ライセンス済み」ユーザーとして更新します。
この記事は「Batch importing and updating users」のユーザー更新手順を日本国内向けにアレンジしています。