概要
Note:2021年1月18日以降、Zoom クラウドルームコネクタ(以下、CRC)ライセンスでプロビジョニングされた新しいアカウントは、SIP/H.323デバイス用の新しい拡張API ルームコネクターに自動的にアクセスできるようになります。 1月18日以降にアカウントにCRCライセンスがプロビジョニングされた場合は、拡張されたルームプロビジョニングと管理手順を使用してください。
Zoomコネクタ拡張プログラムは、Zoomルームコネクタ(CRC)管理サービスのアーキテクチャアプデ―トです。最新のシステムは、拡張性を高め、新しい機能を有効化し、ZoomWebアプリケーションフレームワークとの一貫性を保つように再構築されました。
CRC相互運用サービスは、SIP/ H.323管理対象デバイス(Cisco、Poly、Lifesizeなど)を登録および構成して、Zoom ミーティングに参加し、ミーティング中のデバイスエクスペリエンスを管理し、ワンタッチカレンダー統合を利用して迅速にミーティングに参加することができます。
Microsoftの基本認証の廃止に備えているお客様は、カレンダー統合のためのOAuth認証を利用するために、できるだけ早く更新されたZoomコネクタに移行することをお勧めします。
強化されたZoomコネクタへのアクセス
Zoomコネクタベータ版へのアクセスは、Zoom社カスタマーサポートにお問い合わせください。ベータ版が承認されると、ウェブポータル内からデバイスを移行することができます。
Note:アカウント内のSIP/H.323デバイスの一部のみを移行する場合は、追加のAPIコネクタを設定する必要があります。詳細については、Zoom社カスタマーサポートにお問合せください。
追加機能と機能強化
インターフェイスの改善 - 管理インターフェースの改善により、より簡単かつ包括的なデバイス管理が可能になりました。
APIコネクタをリモートで再起動可能 - 現在のルーム管理APIコネクタはローカルで再起動する必要がありますが、強化されたAPIコネクタはWebポータル内でリモートで再起動することができます。これは、Zoomアカウントの管理者が問題をトラブルシューティングする場合に便利です。特にAPIコネクタが実行されているローカルのデバイスまたは仮想マシンにアクセスできない場合に便利です。
統一されたカレンダー統合 - 強化されたZoomコネクタは、統一されたカレンダー統合APIを利用し、SIP/H.323ルームとZoom Roomsの間でカレンダー統合サービスの管理と共有を可能にします。これにより、SIP/H.323ルームとのカレンダー統合が以下のように改善されます。
- カレンダーのメールボックスアドレスを最初に追加することなく、SIP/H.323ルームのカレンダーサービスとリソースの追加と管理が可能
- Office 365/ExchangeおよびGoogleカレンダーサービスのOAuth認証をサポート
- Office 365/Exchangeカレンダーサービスのなりすましへの対応
- カレンダーリソースの自動同期
CiscoおよびPolyデバイスとのミュートの同期 - 強化されたルームコネクタAPIにより、Zoomミーティングインターフェース/CRCとCiscoまたはPoly SIP/H.323デバイスとの間でミュート/ミュート解除の同期が可能になりました。ルームの参加者がリモートまたはローカルインターフェイスを使用してデバイスをミュートすると、ミュートのステータスはZoomオーディオのステータスと同期され、その逆も同様に同期されます。
APIコネクタの拡張性 - 強化されたAPIコネクタにより、ユーザーはAPIコネクタごとに最大400台のデバイスを管理できます。これにより、より少ない仮想マシンを利用しながら、より高い拡張性を実現できます。
この記事は、Enhanced Zoom Connector for SIP/H.323 devicesを翻訳しています。