概要
Outlookクライアント上のZoomミーティングやウェビナーがWindows Zoomデスクトップクライアントと同期されるように、クライアント側のカレンダー統合を設定することができます。このモードのカレンダー統合では、他のカレンダー同期方法とは異なり、サーバー経由で接続することなく、ZoomクライアントがOutlookクライアントと直接通信することに依存するMAPIフレームワークを使用する必要があります。これは顧客がExchangeサーバーからカレンダーデータへのZoomアクセスを直接提供できない場合がある、組織がオンプレミスのExchange環境を利用している場合に特に有効です。
Note:組織内にモバイルデバイスやmacデバイスが多く存在する場合、現在MAPIはこれらのプラットフォームをサポートしていないため、カレンダー統合にMAPIを使用することは推奨しません。
前提条件
- Windows 5.4.3 (58891.1115)以降のZoomデスクトップクライアント
- 管理者がカレンダーと連絡先の統合を有効にしている
アカウント設定からカレンダー統合のためのMAPIを有効にする
- 所有者または管理者として、Zoomウェブポータルにサインインします。
- ナビゲーションパネルで、 [アカウント管理]、[アカウント設定]の順にクリックします。
- [ミーティング] タブで、 [カレンダーと連絡先]セクションまで下にスクロールします。
- [カレンダーと連絡先の統合]を有効にします。
- [Exchange]を選択します。
- [Use MAPI to integrate with Zoom desktop client (for Windows only)]を有効にします。
- [保存]をクリックします。
- (オプション)ロックアイコンをクリックして、強制的にアカウントのユーザーがカレンダー統合にのみMAPIを使用するようにします。
Note:この設定がロックされている場合、アカウントのすべてのユーザーに対して自動的に設定され、Windowsユーザーのみがカレンダー統合を使用できるようになります。この設定がロックされていない場合、MacOSユーザーはカレンダー統合にO365またはGoogle認証を使用できます。
MAPIカレンダー統合を使用した認証
- Zoomウェブポータルにサインインします。
- [プロフィール]をクリックします。
- [カレンダーと連絡先]セクションにある、[カレンダーと連絡先の統合]で[カレンダーと連携先のサービスを構成]クリックします。
Note:アカウント管理者によって設定がロックされている場合、サービスを接続するオプションの代わりに、次のメッセージが表示されます。“The calendar is automatically integrated for your Zoom Windows application”. - [Exchange]を選択し、[次へ]をクリックます。表示される画面に従って入力します。
- [完了]をクリックします。
この記事は、Client-based Calendar Integrationを翻訳しています。