概要

シングルサインオンを構成すると、ZoomはJust-in-Time(JIT)プロビジョニングをデフォルトで使います 。言い換えると、ユーザーがサインインを試みると、SAMLマッピングにもとづいてZoomアカウントが作成されます。この動作が好ましくない場合、REST APIもしくはCSVを使い、サインイン前にプロビジョニングすることができます。

Note: 検証済みの関連ドメインにマッチしない新規ユーザーを作成すると、確認のためのメールが追加でユーザーに送信されます。

この記事の内容：

• 事前プロビジョニングを有効化する
• REST APIを使ってユーザーを追加する
• CSVを使ってユーザーを追加する

前提条件

• ZoomアカウントでSSO構成済みであること
• アカウントオーナー権限

事前プロビジョニングを有効化する

1. Web管理ポータルにサインインし「詳細」>「シングルサインオン」へ移動します。
   
2. 「編集」をクリックします。
   
   
3. 「ユーザーのプロビジョン」で「サインイン前」を選択します。
   
   
4. 「変更を保存」をクリックします。

REST APIを使ってユーザーを追加する

事前プロビジョニングを有効化すると、ssoCreate APIコールが使用可能になります。このAPIコールを使って追加したユーザーは、SSOを経由した場合のみログインできます。なおパスワードは生成されません。以下はZoom APIリファレンスで作成したリクエストBodyの例です。

(参考) REST APIを使ったユーザー追加方法を学習する

CSVを使ってユーザーを追加する

1. 以下の列を持つシートを作成し、CSV(コンマ区切り)として保存します。CSVサンプルを直接ダウンロードすることも可能です。
   • Email(必須)
   • First Name(必須)
   • Last Name(必須)
   • Department
   • Manager
   • User Group
   • Job Title
   • Location
2. Zoom Webポータルにサインインし、「ユーザー管理」>「ユーザー」>「インポートする」をクリックします。
   
   
3. 「SSOユーザー」にチェックを付け、CSVをアップロードします。
   
   
4. ステップ1で作成したCSVファイルをアップロードします。
5. 自動的に承認され、ユーザー一覧に表示されます。

この記事の原文は「SSO Pre-Provisionig」を確認してください。