概要
Zoomのサインインにシングルサインオンを利用する場合、サインインを試みた際にSSOプロバイダーから送信されるSAML応答のログを保存することができます。このログは、SSOを利用したサインインに問題が発生した際のトラブルシューティングに役立てることができます。
前提条件
- Business、Education、Enterpriseのいずれかのライセンス
- シングルサインオンの構築
- アカウントオーナー、または管理者のユーザー
SAMLレスポンスログの保存を有効化する
SAMLレスポンスログはデフォルトでは保存されません。下記の手順に従い、ログの保存を有効化すると、有効化以降のSSOを経由したサインインについてログが保存されるようになります。
- オーナー、または管理者の役割をもつユーザーアカウントでサインインします。
- [詳細]>[シングルサインオン]の順でクリックします。
- 右上の[編集]をクリックします。
- [セキュリティ]の項目にある[ユーザーサインイン時にSAMLレスポンスログを保存]にチェックを入れ、[変更を保存]をクリックします。
SAMLレスポンスログを確認する
- [詳細]>[シングルサインオン]のページを開き、[SAMLレスポンスログ]のタブをクリックします。
- [SAMLレスポンスログ]のタブでは、ユーザーがサインインの成否、ユーザーのアドレス、トラッキングID、リクエスト時間の情報が確認可能です。より詳細なログについては各項目の[詳細を見る]より確認することができます。
Note:SSOでのサインインに失敗した場合、ユーザー側ではトラッキングIDが表示されます。トラッキングIDを利用することでサインインに失敗した際のログを特定することができます。 - サインインに失敗したログの[詳細を見る]では、エラーメッセージが表示されます。メッセージを参考にトラブルシューティングを実施できます。
この記事の原文は「Accessing SAML Response Logs」を確認してください。