概要

Proを含め有料契約済みのお客様は、アカウント内の一部のコミュニケーションコンテンツの保存場所を選択できます。ストレージ用のリージョンは次のいずれかの中から選択できます。

• アメリカ
• オーストラリア
• ブラジル
• カナダ
• ドイツ
• 日本
• シンガポール

アカウントデータと運用データは引き続き米国に保存されます(これらのデータの詳細は、Zoomプライバシーに関する声明をご参照ください)。

管理者は、次のコンテンツが保存されるリージョンを決定できます。

• ミーティングとウェビナー
  • クラウド記録
  • クラウド記録のトランスクリプト
  • クラウド記録利用時のミーティングチャットと送信されたファイル
• Zoom Phone
  • 通話の録音とトランスクリプト
  • ボイスメールとボイスメールのトランスクリプト
  • カスタムグリーティングプロンプト
  • コールログ

以下のコミュニケーションコンテンツの保存場所は変更されません。これらのコンテンツは、アカウントがプロビジョニングされたリージョンに引き続き保存されます。

• 会議外のチャット(IM)
• ミーティング/ウェビナーの投票履歴
• ウェビナーQ&A
• SMSメッセージ
• SMSログ
• コールログ

高度なSAMLマッピングを利用することで、各ユーザーが生成したコンテンツの保存場所を属性として付与することができます。

この記事の内容は次の通りです。

• 前提条件
•  コミュニケーションコンテンツの保存場所の変更
  • アカウント
  • グループ
  • ユーザー
  • Zoom Rooms
  • Zoom Phoneの自動受付
  • Zoom Phoneコールキュー
  • Zoom Phone共有回線グループ
• 個々の記録の保存場所を変更する

前提条件

• アカウントオーナー、管理者などの必要な権限を持つユーザー
• Pro、Business、Education、Enterpriseのいずれかの契約

コミュニケーションコンテンツの保存場所の変更

アカウント

1. アカウントプロフィールを編集可能な権限を持つユーザーでサインインします。
2. [アカウント管理]>[アカウントプロフィール]の順でクリックします。
3. [Communications Content Storage Location]のプルダウンをクリックし、データを保存するリージョンを選択したあと、[保存]をクリックします。
   

グループ

1. グループ設定を編集可能な権限を持つユーザーでサインインします。
2. [ユーザー管理]>[グループ管理]の順でクリックします。
3. 設定を編集するグループ名をクリックします。
4. [Communications Content Storage Location]のプルダウンをクリックし、データを保存するリージョンを選択したあと、[保存]をクリックします。
   

ユーザー

1. ユーザー設定を編集可能な権限を持つユーザーでサインインします。
2. [ユーザー管理]>[ユーザー]の順でクリックします。
3. 設定を編集するユーザーのメールアドレスをクリックします。
4. [Communications Content Storage Location]のプルダウンをクリックし、データを保存するリージョンを選択したあと、[保存]をクリックします。
   

Zoom Rooms

1. Zoom Roomsの管理権限を持つユーザーでサインインします。
2. [ルーム管理]>[Zoom Rooms]の順でクリックします。
3. 編集を行う階層によって次の場所を開きます。
   • アカウント全体の場合：[アカウント設定]をクリックします。
   • 部屋ごとの場合：設定を編集したい部屋のルーム名をクリックし、[編集]をクリックします。
   • 上記に該当しない階層の場合：画像赤枠のボタンをクリックすると階層構造が表示され流ので、設定を編集したい階層名をクリックし、[編集]をクリックします。
     
4. [Communications Content Storage Location]のプルダウンをクリックし、データを保存するリージョンを選択したあと、[保存]をクリックします。
   

Zoom Phoneの自動受付

1. 自動受付設定の編集権限を持つユーザーでサインインします。
2. [Phone System Management]>[Auto Receptionists]の順でクリックします。
3. 編集する自動受付設定の名前をクリックします。
4. [Communications Content Storage Location]のプルダウンをクリックし、データを保存するリージョンを選択したあと、[保存]をクリックします。

Zoom Phoneコールキュー

1. 自動受付設定の編集権限を持つユーザーでサインインします。
2. [Phone System Management]>[Call Queues]の順でクリックします。
3. 編集するコールキュー設定の名前をクリックします。
4. [Communications Content Storage Location]のプルダウンをクリックし、データを保存するリージョンを選択したあと、[保存]をクリックします。

Zoom Phone共有回線グループ

1. 自動受付設定の編集権限を持つユーザーでサインインします。
2. [Phone System Management]>[Shared Lines]の順でクリックします。
3. [Share Line Groups]タブを開きます。
4. 編集する共有回線グループ設定の名前をクリックします。
5. [Communications Content Storage Location]のプルダウンをクリックし、データを保存するリージョンを選択したあと、[保存]をクリックします。

個々の記録の保存場所を変更する

1. 記録の管理権限を持つユーザーでサインインします。
2. [アカウント管理]>[記録管理]の順でクリックします。
3. 保存先を変更する録画データを検索し、[その他]>[ロケーションを移動]をクリックします。
   
4. [場所を選択]のプルダウンを開き、保存先のリージョンを選択します。
   
5. [移動]をクリックします。

この記事は「Managing the Communications Content storage location」を元に作成されました。