概要
イマーシブビューは最大25人のビデオ参加者を1つの仮想背景に配置することにより、クラスまたは会議室の雰囲気を再現することができます。参加者は自動的に提供されたイマーシブビュー用仮想背景に配置され、ホストは必要に応じて参加者の配置を調整できます。ホストは、独自のカスタム背景を使用して独自のイマーシブビュー用仮想背景を作成することもできます。これには仮想背景機能を使用する必要はありませんが、全員がこの機能を持っている場合に最適に機能します。
ウェビナーで使用する場合、司会者とパネリストが一緒にイマーシブビュー用仮想背景上に配置され、参加者はその様子を見ることができます。
この記事の内容は次のとおりです。
前提条件
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Zoomデスクトップクライアント
- Windows:グローバル最小バージョン以降
- macOS:グローバル最小バージョン以降(OSバージョン10.13.3(High Sierra)以降)
- Linux:グローバル最小バージョン以降
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Zoomモバイルアプリ
- Android:グローバル最小バージョン以降
- iOS:グローバル最小バージョン以降
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Zoom Rooms
- Windows:グローバル最小バージョン以降
- macOS:グローバル最小バージョン以降
- アプライアンス(Neatなど):グローバル最小バージョン以降
- イマーシブビューが有効になっていること
制限事項
イマーシブビュー機能には次の制限があります。
- イマーシブビューはローカルレコーディングのみがサポートされています。イマーシブビューでは、イマーシブシーンのみがキャプチャされ、他のビデオサムネイルは記録されません。クラウドレコーディングは、クラウドレコーディングの設定に応じて、ギャラリービューまたはスピーカービューとして表示されます。
- イマーシブビューをサポートしていないバージョンのZoomデスクトップクライアント、モバイル アプリ、Zoom Roomsを使用している参加者は、ギャラリービューまたはスピーカービュー(イマーシブビューの開始前に使用されていた方)で他の参加者を表示し、参加者は黒い背景で表示されます。イマーシブビューを表示できるユーザーには、仮想かどうかに関係なく、元の背景でシーン内の出席者が表示されます。
- 仮想背景システム要件を満たさずにシーンに配置された参加者は、その周囲に円形のフレームで表示されますが、ビデオオフの参加者はプロフィール写真として表示されます。
- モバイルアプリのユーザーはイマーシブビューに参加できますが、この機能はデスクトップクライアントのユーザーが開始する必要があります。
イマーシブビューの有効化
注:デフォルトでは、この設定は無料および単一のProアカウントで有効になっており、他のすべてのアカウントタイプでは無効になっています。
アカウント設定
イマーシブビュー機能を有効にする対象:アカウント内のすべてのユーザー
- アカウント設定を編集する権限を持つ管理者として、ZoomWebポータルにサインインします。
- ナビゲーションパネルで、[アカウント管理]>[アカウント設定]の順にクリックします。
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[ミーティング]タブの[ミーティングにて(詳細)]で[イマーシブビュー]の設定が有効になっていることを確認します。
注:設定が無効になっている場合は、トグルをクリックして有効(青色)にします。確認ダイアログが表示されたら、[有効にする]を選択して変更を確認します。
- (オプション)アカウント内のすべてのユーザーに対してこの設定を必須にする場合は、ロックアイコンをクリックします。
グループ設定
注:2021年8月21日以降に新しいZoomアカウントにサインアップした場合、または、アカウントで新しい管理者機能が有効になっている場合、[グループ管理]ページの名前が[グループ]に変更されました。
イマーシブビュー機能を有効にする対象:特定のグループ内のすべてのメンバー
- ユーザーグループを編集する権限を持つ管理者としてZoomWebポータルにサインインします。
- ナビゲーションパネルで、[ユーザー管理]>[グループ管理]の順にクリックします。
- 有効にしたいグループ名をクリックし、[ミーティング]タブをクリックして[設定]にアクセスします。
-
[ミーティング]タブの[ミーティングにて(詳細)]で[イマーシブビュー]の設定が有効になっていることを確認します。
注:
- 設定が無効になっている場合は、トグルをクリックして有効(青色)にします。確認ダイアログが表示されたら、[有効にする]を選択して変更を確認します。
- 設定がグレー表示されている場合は、アカウント設定でロックを解除する必要があります。
- (オプション)グループのすべてのユーザーに対してこの設定を必須にする場合は、ロックアイコンをクリックします。
ユーザー設定
イマーシブビュー機能を有効にする対象:自分のみ
- ZoomWebポータルにサインインします。
- ナビゲーションパネルで、[設定]をクリックします。
-
[ミーティング]タブの[ミーティングにて(詳細)]で[イマーシブビュー]の設定が有効になっていることを確認します。
注:
イマーシブビューの開始
- 主催者としてミーティングまたはウェビナーを開始します。
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右上隅にある[表示]をクリックし[イマーシブ]をクリックします。
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参加者をイマーシブ用仮想背景に配置するには、次のいずれかのオプションを選択します。
- 自動:選択したイマーシブ用仮想背景にできるだけ多くの参加者が含まれます。イマーシブ用仮想背景では、参加者を入れ替えて配置することができます。
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手動:必要に応じて参加者を追加または削除します。特定のイマーシブ用仮想背景で設定されている人数以上のものが選択されている場合、設定人数に合わせるような動きをしますので、表示させたい人がいる場合は手動でその人を選択します。
- 使用したいイマーシブ用仮想背景を選択します。各イマーシブ用仮想背景は、あらかじめ設定された参加人数の最大数を右下に表示しています。
- [開始]をクリックして、イマーシブビューを開始します。
イマーシブビューの変更
- 右上隅にある[表示]をクリックします。
- [イマーシブビューの変更]をクリックします。
- 新しいイマーシブ用仮想背景を選択し、参加者の割り当てを確認します。
- [開始]をクリックして、新しいイマーシブ用仮想背景を起動します。
カスタムイマーシブビューの使用
標準のイマーシブ用仮想背景セットがニーズに合わない場合は、カスタムイマーシブ用仮想背景をアップロードすることもできます。カスタムイマーシブ用仮想背景を使用する場合、あらかじめ設定された参加人数の最大数がないため、参加者はホストが手動で配置する必要があります。カスタム背景は、最良の結果を得るために、仮想背景画像に必要な解像度とファイルタイプを一致する必要があります。
- 右上隅にある[表示]をクリックします。
- [イマーシブビューの変更]をクリックします。
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クリックしてカスタム背景を追加します。
- ファイル選択ダイアログで、使用する画像を選択します。
- [開く]をクリックします。
- [開始]をクリックして、新しいイマーシブビューを起動します。
- 参加者のビデオをクリックしてドラッグ&ドロップし場所を変えたり、サイズ調整が可能です。
参加者の移動と調整
イマーシブビューが開始されると、そのイマーシブビューでデフォルトで許可されている数(またはそれ以下)の参加者/パネリストのビデオが事前定義された場所に配置されます。
事前定義された場所がいっぱいになると、すべての参加者がイマーシブビューに配置されるわけではありません。参加者が遅れて到着すると、追加の参加者がイマーシブビューの上(枠外)に配置されます。ホストは、これらの参加者をイマーシブビューの上に残したり、参加者のビデオをクリックして空いている場所にドラッグして配置したり、他の人を置き換えることができます。事前定義された場所の近くまでドラッグしてドロップするとぴったりその場所でなくとも、その場所に自動的に配置されます。
ビデオのサイズを変更するには:
- ビデオ参加者をクリックすると、ビデオパネルの輪郭を示す薄い青いボックスが表示されます。
- 参加者をクリックして、イマーシブビュー内の場所にドラッグします。
- ボックスの隅の1つをクリックしてドラッグし、ビデオのサイズを変更します。
イマーシブビューの終了
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- 右上隅にある[表示]をクリックします。
- スピーカーや ギャラリーなど、利用可能な別のビデオレイアウトをクリックします。
- [停止]をクリックして、イマーシブビューの終了を確認します。
- (オプション)[今後確認ウィンドウが表示されないようにするために、[再度確認しない]を選択します。
こちらの記事は、以下を元に作成しました。