概要
Zoomホワイトボードの設定は、管理者がWebポータルから設定することができます。これらの設定には、共有オプションに加え、ミーティング中およびミーティング外のホワイトボードのオプションが含まれます。また、アカウント内のユーザーが作成した全てのホワイトボードは、管理者がWebポータルから管理することができます。ただし、ホワイトボードのコンテンツは、共有した場合のみ管理者が見ることができます。
Zoomホワイトボードは、ほとんどのアカウントでデフォルトで有効になっていますが、特定のユーザーまたはアカウント全体でオン/オフを切り替えることができます。
この記事の内容は次のとおりです。
- Zoomホワイトボードを有効にする方法
- ミーティング中のホワイトボードの事前設定
- ミーティング外ホワイトボードの事前設定
- ホワイトボードをクラウドに保存できない場合はどうなりますか
- ホワイトボードのクラウド共有の設定
- ホワイトボードを管理する方法
注:アカウントでZoomホワイトボードを有効にするオプションが表示されない場合は、Zoomサポートにお問い合わせください。
前提条件
- ZoomWebポータルの管理者権限
Zoomホワイトボードを有効にする方法
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ZoomWebポータルにサインインします。
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[アカウント管理]をクリックし、[アカウント設定]をクリックします。
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ホワイトボードをクリックします。
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有効または無効にできる主なオプションは3つあります。
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In-meeting Whiteboard
Zoomミーティング中に、ホストまたは参加者が作成したホワイトボードに対する設定で、Zoomデスクトップクライアントに適用されます。 -
Out-of-Meeting Whiteboard
Zoomデスクトップクライアント、Zoom Webクライアント(PWA)、ZoomWebポータル等Zoomミーティングの外で作成されたホワイトボードに対する設定です。 -
Whiteboard cloud sharing
ホワイトボードを共有する対象をホワイトボードを組織内のユーザーとだけ、または組織外のユーザーも含めるかの設定です。
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トグルをクリックしオプションを有効にします。(デフォルト:有効)
注:グループを使用して、アカウント全体ではなく、特定のユーザーセットに対してこれらのオプションを有効にすることもできます。
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(オプション)アカウント内の全てのユーザーがこれらの設定を変更できないようにするには、ロックアイコンをクリックし、[ロック]をクリックします。
ミーティング中のホワイトボードの事前設定
[Enable In-Meeting Whiteboard]が有効になっている場合、以下の設定はデフォルトで有効になっています。
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Allow saving new whiteboards created in meeting to cloud
ユーザーがホワイトボードをクラウドに保存できるようにします。この機能を適用するには、ホワイトボードコンテンツの保存を許可する機能も有効にしておく必要があります。
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Allow export of whiteboard content
ユーザーがミーティング中のホワイトボードコンテンツをPDFまたはPNG形式でエクスポートできるようにします。コンテンツの保存を許可するユーザーを選択し、共有が停止されたときに自動的にコンテンツをエクスポートするかどうかを決定します。
ミーティング外ホワイトボードの事前設定
[Enable Out-of-Meeting Whiteboard]が有効になっている場合、以下の設定はデフォルトで有効になっています 。
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Allow saving whiteboards created out of meeting to cloud
ホワイトボードをクラウドに保存できるようにします。
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Allow export of whiteboard content
許可するユーザーがPDFおよびPNG形式でコンテンツをエクスポートできるようにします。
ホワイトボードのクラウドへの保存を無効にするとどうなりますか
クラウド保存オプションがオフになっているホワイトボードは、一時的なものであり、Zoomクラウドに永久に保存されるものではありません。ホワイトボードにアクティブなユーザーが1人いる限り、他のユーザーは次のいずれかの方法で参加することができます。
- ブラウザタブを更新する
- ブックマークしたリンクを開く
ホワイトボードの作成後にホワイトボードのクラウドへの保存が無効になっている場合、ホワイトボードの有効期間は最後のユーザーのセッションに制限されます。ホワイトボードのアクティブなユーザーがいない場合、共同編集者がホワイトボードへのリンクをブックマークまたは保存した場合でも、ホワイトボードは使用できなくなります。これには、次の場合が含まれます。
- 共同編集者がブラウザを閉じたり同じブラウザのタブで別のURLを読み込むなどした場合
- 共同編集者があらかじめ定義された時間(現状60分)、非アクティブであった場合。この時間が経過すると、ユーザーはホワイトボードから切断されます。
- 上記の理由で全てのコラボレーターがオフラインになった場合、ホワイトボードを再び開くことができなくなります。
ホワイトボードのクラウド共有の設定
この設定により、ユーザーはホワイトボードを共有するグループを選択できます。デフォルトでは、[Only users in the same organization]オプションが選択されています。
ユーザーがZoomアカウントを持っている組織外の他のユーザーと共有できるようにするには、[Allow sharing with anyone with a Zoom account (same organization and external organizations)]をクリックします。この設定は、ミーティング中とミーティング外の両方で作成されたホワイトボードに適用されます。
ホワイトボードを管理する方法
ZoomアカウントのオーナーとZoomホワイトボード権限を持つ管理者(オーナーによる「Whiteboard Management」役割付与が必要)は、組織内のユーザーによって作成されたホワイトボードのリストを表示し、それらの管理を支援できます。
注:アカウントオーナーは、ホワイトボード管理ページからホワイトボードのコンテンツを表示することはできません。コンテンツを表示するには、ホワイトボードが共有されている必要があります。
- ZoomWebポータルにサインインします。
- [アカウント管理]をクリックし、[ホワイトボード管理]をクリックします。
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ホワイトボードの右側にある省略記号をクリックして、次のオプションから選択します。
- Share:共有するアカウント内の他のユーザーを選択します。
- Lock:編集者、コメント投稿者、閲覧者がドキュメントを開いて編集することを一時的に防ぎますが、オーナーと共同オーナーは完全な編集機能を保持します。
- Rename:ホワイトボードの名前を変更します。
- Duplicate:ホワイトボードの正確なコピーを作成します。タイトルは、コピーを作成する前に変更できます。
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Move to Trash:ホワイトボードを、作成した人のホワイトボードページの[Trash]タブに移動します。
こちらの記事は、「Zoom Whiteboard Administrator Guide」を元に作成しました。