概要
Zoomミーティング中にハンドジェスチャーをすることでリアクションできるようになりました。アカウントオーナーと管理者は、手を挙げるなどの視覚的なハンドジェスチャーに対応するミーティングのリアクションを自動的に表示する「ジェスチャー認識の有効化と無効化」の設定を行なうことができます。この機能は現在、挙手とサムズアップ(親指を立てるグッドサイン)のリアクションをサポートしております。この設定は、アカウントとグループレベルで有効化およびロックすることができ、デフォルトでは有効になっております。但しクライアントレベル(ZoomデスクトップクライアントやZoomモバイルアプリ内の設定)では無効になっています。
注: Apple社はmacOS 14 SonomaおよびiOS17(iPadOS17)でのジェスチャーを使用したビデオ効果をサポートしています。macOSまたはiOSの設定によってはこれらのビデオ効果がZoomミーティング上に表示される場合があります。
前提条件
- Zoomデスクトップクライアント
- Windows:グローバル最小バージョン以降
- Mac OS:グローバル最小バージョン以降
- Zoomモバイルアプリ
- iPadOS:グローバル最小バージョン以降
- iPadの場合は下記の条件を満たすデバイス
- A12以上のチップを搭載したiPad
- iPad 第8世代以降
- iPad mini 第5世代以降
- iPad Air 第3世代以降
- iPad Pro 第3世代以降
- ホストがミーティング内のリアクションを有効にしていること
ハンドジェスチャー認識を有効にする方法
アカウント設定
設定の対象:アカウント全体
-
Zoom Webポータルにサインインします。
-
[アカウント管理]>[アカウント設定]>[ミーティング]タブ内[ミーティングにて(基本)]で「自動ジェスチャーを有効にする」が有効になっていることを確認します。
グループ設定
設定の対象:グループ内のユーザー全員
-
Zoom Webポータルにサインインします。
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[ユーザー管理]>[グループ]で設定するグループを選択します。
-
[ミーティング]タブ内[ミーティングにて(基本)]で「自動ジェスチャーを有効にする」が有効になっていることを確認します。
ユーザー設定
設定の対象:自分のみ
Windows | Mac OS
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Zoomデスクトップクライアントを起動します。
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歯車アイコンをクリックし[一般]内「ハンドジェスチャー認識に基づいて以下の絵文字をアクティベートします」をクリックします。
iPad OS
- Zoomモバイルアプリを起動します。
- サインインします。
- [ミーティング]をタップし自動リアクションの設定を有効にします。
ハンドジェスチャーをしてみる
手を挙げる
カメラに映るように手を挙げると画面右下に手のアイコンが表示されます。青いバーがいっぱいになるまで5秒ほど挙げつづけると挙手のジェスチャーを送ることができます。
サムズアップ(親指を立てるグッドサイン)
カメラに映るように親指を立ててグッドサインすると、サムズアップのアイコンが表示されます。青いバーがいっぱいになるまで5秒ほどそのままでいるとサムズアップのジェスチャーを送ることができます。
相手から送られてきた場合
ハンドジェスチャーが送られてきた場合、以下のように表示されます。(また、送信者がアバターを使用している場合、頭の部分しか動きませんが、設定が有効の場合、ハンドジェスチャーは送られます。)
ジェスチャー認識を使用する場合の注意事項
- ジェスチャーはZoomでキャプチャされたビデオフレーム上およびビデオフレーム内でビデオを使用して実行する必要があります。
- 片手の手だけが見えるようにし、顔や体から話してください。
- サムズアップのリアクションをするには、親指を垂直に立てると認識率が向上します。
- 挙手のリアクションをする場合、左手を挙手する場合は画面の左側に、右手を挙手する場合は画面の右側に配置することが推奨されます。どちらの場合も、手のひらがカメラに対して正面を向くようにし、平らにする必要があります。
- 認識が開始されると通知が表示され、意図しない場合はジェスチャーを停止できます。
この記事は「Enabling or disabling gesture recognition」と「Using gesture recognition」を基に作成されました。