概要
最終更新日: 2022年8月22日
Zoom には、ミーティングやウェビナーでビデオ カンファレンスの字幕を表示するためのオプションが数多く用意されています。 これらのオプションを有効にして参加者が使用することで、会話が理解しやすくなり、さらにアクセシビリティ要件にも対応できます。
ミーティングでは、ホスト、またはホストが割り当てた別のミーティング出席者が手動で字幕を提供できるほか、連携しているサードパーティの字幕サービスを利用して字幕を提供することもできます。さらに、Zoomのライブ文字起こし機能を使用して字幕を設定し、字幕を自動的に提供することも可能です。 これらと同じオプションがウェビナーでも利用できますが、手動の字幕を提供できるのは、ホストまたはパネリストのみです。 これらの字幕オプションは、Zoom Rooms でも表示できます。
現在サポートされている言語は次のとおりです。
- フランス語
- ドイツ語
- スペイン語
- ポルトガル語
- イタリア語
- 中国語 (簡体字) (ベータ)
- ロシア語
- 日本語 (ベータ)
- 韓国語 (ベータ)
- オランダ語
- ウクライナ語
前提条件
- アカウントオーナーまたは管理者の権限
注:ホストまたは管理者が以下の設定をした場合、バージョン 5.9.0 より古いZoomクライアントを使用しているユーザーは自動字幕を表示できません。
- 手動字幕:無効
- 自動字幕:有効
日本語など英語以外の自動字幕を表示するには以下の条件を満たす必要があります。
- Zoomミーティングの場合:バージョン 5.8.6 以上
- Zoomウェビナーの場合:バージョン 5.11.9 以上
- ホストがミーティング内で自動字幕を有効にしている
自動字幕を有効にする方法
アカウント
アカウントの全ユーザーに対して自動字幕を有効にするには:
- アカウント設定を編集する権限を持つ管理者として、Zoom Webポータルにサインインします。
- ナビゲーション メニューで、[アカウント管理]>[アカウント設定]の順にクリックします。
- [ミーティング] タブをクリックします。
- [ミーティング中(詳細)]で、[自動字幕]トグルをクリックして、有効に切り替えます。
- 認証ダイアログが表示されたら、[有効にする]をクリックします。
- (オプション)この設定をアカウントの全ユーザーに対して必須にする場合は、ロックアイコン
をクリックしてから [ロック] をクリックし設定を確定します。
- (オプション)編集オプション
をクリックして自動字幕に使用できる言語を選択します。
注:8月から段階的に一連のキャプション機能強化がユーザーに展開されるため、一部のユーザーにはこのセクションの手順「7」が表示されない可能性があります。
グループ
注: 2021 年 8 月 21 日以降に新しい Zoom アカウントにサインアップした場合、またはアカウントで新しい管理者機能が有効になっている場合、グループ管理ページはグループに名称が変わっています。
グループに対して自動字幕を有効にするには:
- グループを編集する権限を持つ管理者として、Zoom Webポータルにサインインします。
- ナビゲーション メニューで、[ユーザー管理]>[グループ]の順にクリックします。
- リストで該当するグループ名をクリックします。
- [ミーティング] タブをクリックします。
- [ミーティング中(詳細)]で、[自動字幕]トグルをクリックして有効に切り替えます。
- 認証ダイアログが表示されたら、[有効にする]をクリックします。
- (オプション)この設定をグループ内の全ユーザーに対して必須にする場合は、ロックアイコン
をクリックしてから [ロック] をクリックし設定を確定します。
- (オプション)編集オプション
をクリックし自動字幕に使用できる言語を選択します。
注:8月から段階的に一連の文字起こし機能強化がユーザーに展開されるため、一部のユーザーにはこのセクションの手順「8」が表示されない可能性があります。
ユーザー
ユーザー自身で使用するために自動文字起こし(字幕)を有効にするには:
- Zoom Webポータルにサインインします。
- ナビゲーション メニューで、[設定] をクリックします。
- [ミーティング] タブをクリックします。
- [ミーティング内(詳細)] で[自動字幕]トグルをクリックして、有効に切り替えます。
- 認証ダイアログが表示されたら、[有効にする]をクリックします。
注:以下のようにトグルがグレー表示の場合は、グループまたはアカウントレベルでロックされています。 Zoomアカウント(テナント)管理者にお問い合わせください。 - (オプション)編集オプション
をクリックし、自動字幕に使用できる言語を選択します。
注:8月から段階的に一連のキ文字起こし機能強化がユーザーに展開されるため、一部のユーザーにはこのセクションの手順「6」が表示されない可能性があります。
ことばの整理
Zoomの日本語文字起こし機能が話題となり、文字起こし、字幕、キャプションなどの言葉をよく耳にします。そこでそれらの言葉を整理してみました。
文字起こし、トランスクリプション
- 音声をテキスト化すること
字幕
- 発話を文字起こししたり翻訳したもの
- Zoomの字幕機能は翻訳版字幕と分けられており、ここでは「発話を文字起こししたものを表示する」機能を指している
キャプション
- 発話や音声、音楽などを文字起こししたり翻訳したもの
- クローズドキャプション:「表示」する機能を選択しない限り表示されない字幕
Zoomクライアントでは以下のように「CC」と表記されている - オープンキャプション:視聴者全員が見ることになる字幕
こちらの記事は、「Enabling automated captions」を元に作成しました。
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