概要
日本語字幕を使用するには以下の流れで設定を行ないます。
- 自動字幕の有効化
- ミーティング中に字幕を有効にする
- 発話者の言語を「日本語」に設定する
- 参加者が字幕を表示する
前提条件
- 管理者またはオーナー権限
Zoomミーティング
- Zoomデスクトップクライアント
- Windows:グローバル最小バージョン以降
- macOS:グローバル最小バージョン以降
- Zoomモバイルアプリ
- Android:グローバル最小バージョン以降
- iOS:グローバル最小バージョン以降
- 自動字幕の有効化
注:2022/11/5以降はZoomクライアントバージョン5.8.6未満は利用不可
Zoomウェビナー
-
Zoomデスクトップクライアント
- Windows: 5.11.9以上*
- macOS: 5.11.9以上*
-
Zoomモバイルアプリ
- Android: 5.11.9以上*
- iOS: 5.11.9以上*
- 自動字幕の有効化
自動字幕の有効化
アカウントレベル
アカウントの全ユーザーに対して自動字幕を有効にするには:
- 管理者またはオーナーがZoom Webポータルにサインインします。
- ナビゲーションメニューで、[アカウント管理]>[アカウント設定]の順にクリックします。
- [ミーティング]タブをクリックします。
- [ミーティング中(詳細)]で、[自動字幕]トグルをクリックして、有効に切り替えます。
- 認証ダイアログが表示されたら、[有効にする]をクリックします。
- (オプション)この設定をアカウントの全ユーザーに対して必須にする場合は、ロックアイコンをクリックしてから[ロック]をクリックし設定を確定します。
- (オプション)編集オプション(鉛筆アイコン)をクリックして自動字幕に使用できる言語として、「日本語」も選択しておきます。
注:8月から段階的に一連の文字起こし機能強化がユーザーに展開されるため、一部のユーザーにはこのセクションの手順「7」が表示されない可能性があります。
グループレベル、ユーザーレベル
アカウント設定と同様に、[ミーティング]タブから[自動字幕]トグルをクリックして、有効に切り替えます。設定の詳細は自動字幕の有効化を参照にしてください。
ミーティング中に字幕を表示する
Windows | Mac OS
- ミーティング中にZoomミーティングまたはウェビナーで[字幕の表示]をクリックします。
Zoomのウインドウが小さく[字幕を表示]が無い場合は[詳細]>[字幕]の順にクリックします。
発話者の言語を「日本語」に設定する
この設定は「発話者」がそれぞれ設定する必要があります。自動字幕を使用する場合、デフォルトの言語は英語です。日本語を選択することで会話に使用する言語がシステムに認識され、日本語で文字起こしをします。発話者が「日本語」で話しているのに「英語」の字幕が表示される場合は本設定を行なってください。
なお、各参加者で個別に設定した会話言語は、今後のミーティング用に保存されます。
Windows | Mac OS
-
の横にある矢印をクリックし[話している言語]を[日本語]に設定します。
- マイクミュートを解除し日本語を話してみて字幕表示されれば成功です。
各種デバイスで日本語字幕を設定する
ホストが字幕表示の設定を有効化し、話す言語を日本語に設定している場合は、日本語字幕を表示できます。また、スマートフォンやタブレット、Webブラウザ、Zoom Roomsで参加した場合も表示することができます。
Android | iOS
- Zoomモバイルアプリでミーティングまたはウェビナーに参加します。
- ミーティングコントロールで[詳細]をタップし[字幕を表示]をタップします。
- 発話する場合はミーティングコントロールで、[詳細]をタップします。
- [ミーティング設定]をタップします。
- [話している言語:英語]をタップします。
-
[日本語]をタップし、[完了]をタップします。
Webクライアント(Webブラウザを使用して参加)
- Zoom Webクライアントからミーティングまたはウェビナーに参加します。
- [字幕を表示]ボタンをクリックすると字幕の表示が開始します。
- 発話する場合はの横にある矢印をクリックし[話している言語]を[日本語]に設定します。
Zoom Rooms
- ホストが字幕を表示したタイミングで以下のポップアップがコントローラ上に表示されたら[OK]をタップします。
- Zoom Roomsの画面で日本語字幕が表示されていることを確認します。
字幕の位置を変えたい
字幕をクリックしたままマウスを動かすと字幕の位置を変えることができます。
字幕の大きさを変えたい
- [字幕を表示]オプションの横にある をクリックします。
- [字幕設定]を選択します。
-
スライダーを動かして字幕のフォントサイズを調整します。
ことばの整理
Zoomの日本語文字起こし機能が話題となり、文字起こし、字幕、キャプションなどの言葉をよく耳にします。そこでそれらの言葉を整理してみました。
文字起こし
- 音声をテキスト化すること
字幕
- 発話を文字起こししたり翻訳したもの
- Zoomの字幕機能は翻訳版字幕と分けられており、ここでは「発話を文字起こししたものを表示する」機能を指している
キャプション
- 発話や音声、音楽などを文字起こししたり翻訳したもの
- クローズドキャプション:「表示」する機能を選択しない限り表示されない字幕
Zoomクライアントでは以下のように「CC」と表記されている - オープンキャプション:視聴者全員が見ることになる字幕
よくある質問
自分は日本語設定しているのに英語で表示される
マイクミュートを解除して話している人が「話している言語」を「日本語」に設定していない可能性があります。発話者の言語を「日本語」に設定する方法を教えてあげてください。
日本語文字起こしと日本語字幕の違いは?
完全な文字起こし
日本語で文字起こしをします。字幕表示されていなくてもバックグラウンドで実施しています。ミーティング中に文字起こしを表示することで、サイドバーに起こされた文字が表示させることが可能です。また、[文字起こしを保存]ボタンでテキスト保存することもできます。
自動字幕
日本語で文字起こししたテキストを字幕として表示します。
[完全な文字起こし]の設定が無効で[自動字幕]だけが有効の場合、文字起こしの表示と保存はできません。テキスト保存したい場合は必ず[完全な文字起こし]を有効にしておきましょう。
※文字起こしは表示させても良いが、保存させたくない場合は[キャプションを保存]のみ無効にしてください。また、ローカルレコーディングやクラウドレコーディングにもvttファイルに字幕を保存する設定があるため、併せてご確認ください。
こちらの記事は、以下の記事を参照しました。