概要
この記事では、Zoom Phone IP電話機のプロビジョニングを始める上でのポイントを説明します。 プロビジョニング プロセスの概要と、詳細を知るための関連記事へのリンクを提供します。
- サポートされているIP電話機の検索方法
- IP電話機をZoom Webポータルに追加する方法
- プロビジョニングのプロセスを開始する方法
- プロビジョニング済みIP電話機のカスタマイズ方法
- トラブルシューティング
- ゼロタッチ プロビジョニング URL
サポートされているIP電話機の検索方法
Zoom Phoneは、Poly、Yealink、Cisco、AudioCodesなどの様々なモデルに対応します。 これらのモデルは、一部の電話機能のみサポートしていることにご留意ください。
注: お使いのIP電話機がゼロタッチプロビジョニングをサポートしていることを確認してください。
IP電話機を Zoom Webポータルに追加する方法
サポートされているIP電話機を用意したら、まず電話をZoom Webポータルに追加します。
注: 新しいIP電話機の電源を初めて入れる前、または以前使用していたIP電話機の工場出荷時リセットを実行する前に、必ずIP電話機をZoom Webポータルに追加してください。IP電話機のモデル名とMACアドレスは、IP電話機の底面または背面に貼られているラベルで確認することができます。
プロビジョニングのプロセスを開始する方法
注: アナログ電話アダプタ(ATA)を初めて設定する際、少なくとも1つの内線がATAに割り当てられるまで、ATAがオンライン状態を示さないことを通知するメッセージが表示されます。
IP電話機に応じて、2つのプロビジョニング方法があります。
ゼロタッチプロビジョニング
ゼロタッチプロビジョニング対応のIP電話機の場合は、IP電話機のWebインターフェースでプロビジョニングを設定することなく、自動的にプロビジョニングを行なうことができます。
- IP電話機を以前に使用していた場合、プロビジョニングを開始するには工場出荷時のリセットが必要です。次の手順に従ってCisco、Polycomまたは Yealink デバイスを工場出荷時設定にリセットしてください。
- お使いのIP電話機が開封したばかりの新品のものであれば、ゼロタッチプロビジョニングは自動的に始まります。
注:
- プロビジョニングを完了するために、お使いのIP電話機は数回再起動します。プロビジョニングの完了後、IP電話機は自動的にファームウェアを最新のサポートバージョンに更新します。
- デフォルトでは、PolyおよびYealinkのIP電話機は、IP電話機を再起動せずに新しいプロビジョニングを受信するように設定されています。ただし、設定の変更によっては、IP電話機の再起動が必要になる場合があります。
- ゼロタッチプロビジョニングのファイアウォールルールを確認するには、PolyまたはYealinkのサポートサイトを参照してください。
補助プロビジョニング
ゼロタッチプロビジョニングに問題がある場合、またはお使いのIP電話機がゼロタッチプロビジョニングをサポートしていない場合は、次のことを行なう必要があります。
- IP電話機を以下それぞれの方法で工場出荷時の状態にリセットし、IP電話機のファームウェアをアップグレードします。
- 以下それぞれの方法でIP電話機のWebインターフェイスにアクセスし、プロビジョニングを設定します。
注: プロビジョニングが完了すると、PolyおよびYealinkのIP電話機はファームウェアをサポートしている最新バージョンに自動的に更新しますが、CiscoのIP電話機は再起動する必要があります。またデフォルトでは、PolyおよびYealinkのIP電話機は、IP電話機を再起動せずに新しいプロビジョニングを受信するように構成されています。ただし、設定の変更によっては、IP電話機の再起動が必要になる場合があります。
プロビジョニング済みIP電話機のカスタマイズ方法
プロビジョニング完了後、次の方法でIP電話機をカスタマイズできます。
管理者またはユーザー
管理者専用
トラブルシューティング
IP電話機をプロビジョニングできない場合は、次のトラブルシューティングをお試しください。
- ゼロタッチプロビジョニングのファイアウォールのルールを確認するには、Poly または Yealink のサポートサイトをご覧ください。
- IP電話機が Zoom Phone対応であることを確認してください。 一部のPolycomの旧バージョンモデルは Zoom Phoneに非対応であることをご留意ください。
- もう一度以下それぞれの手順でIP電話機を工場出荷時設定にリセットし、最新のファームウェアをインストールしてください。
- デバイスによるZTPサーバーへの接続が切断された場合、そのデバイスを再同期できます。
- プロビジョニングを完了する際は、別のプロビジョニングサーバーがIP電話機と通信していないことを確認してください。
- 補助プロビジョニングを使用する場合は、正しい補助プロビジョニングURL をコピーして入力していることを確認してください。
- Polyデバイスのプロビジョニングに問題がある場合は、そのデバイスが販売終了モデルではないことを確認してください。 このようなモデルはZoom Phone をサポートしません。
- Poly SoundStation IP 6000のプロビジョニングに問題がある場合は、補助プロビジョニングガイドを参照してください。
- 問題が解決しない場合は、IP電話機からログをエクスポートするように求められる場合があります。 PolyとYealinkの記事を参照してください。
ゼロタッチ プロビジョニング URL
ほとんどの認定デバイスは、製造会社をベースとした単一の ZTP URLを使用しています。
メーカー | ZTP URL |
AudioCodes | https://provpp.zoom.us/api/v2/pbx/provisioning/audiocodes |
Poly | https://provpp.zoom.us/api/v2/pbx/provisioning/polycom |
Yealink | https://provyp.zoom.us/api/v2/pbx/provisioning/yealink |
注: 単一の ZTP URLは、Poly OBiシリーズ ATA および D230 DECT Phoneではサポートされていません。
こちらの記事は、「Getting started with provisioning desk phones」を元に作成しました。