直接の接触を減らすために、仮想的な受付係としてふるまうデバイスをオフィス内、オフィスの入り口周辺、サービスエリアに配置できます。受付係と訪問者の物理的な距離は接触の機会を抑えより安全な環境を提供します。理想的には訪問される側のユーザーが仮想受付を通じてミーティングに参加し、対面での接触が行われる前に訪問者に挨拶をすることができます。
この記事の内容
前提条件
- アカウントオーナー、管理者
- Zoom Roomsライセンス
- Zoom Rooms for Touch
注:タッチディスプレイが接続されていないデバイスではキオスクモードは利用できません。
- Windows:5.12.0以上
- Zoom Rooms Appliance:5.12.0以上
- iPad:5.12.0以上
- Zoom Contact Centerライセンス
注:受付の呼び出し先としてコンタクトセンターを利用する場合のみ必要となります。
Zoom Phoneでの呼び出しを利用する場合
呼び出し先をZoom Phoneのコールキュー、または外部の電話番号に指定する場合は下記の条件を追加で満たす必要があります。
- Zoom Rooms for Touch
- Windows:5.16.0以上
- Zoom Rooms Appliance:5.16.0以上
- iPad:5.16.0以上
- Zoom Phoneライセンス
- Zoom Phone通話プラン (外線番号を呼び出す場合のみ)
- 発信可能な外線番号 (外線番号を呼び出す場合のみ)
仮想受付キオスクの追加
- アカウントオーナー、または管理者でZoom Webポータルへサインインします。
- ナビゲーションメニューで[ルーム管理]、[Zoom Rooms]の順にクリックします。
- [+ルームを追加]をクリックします。
- 下記の項目を設定します。
- ルームタイプ:[キオスク]を選択します。
- ルーム名:仮想受付の名前を選択します。
- ロケーション:Zoom Roomsの階層構造が設定されている場合、所属させるロケーションを選択します。
- [終了]をクリックし、キオスク用ルームの作成を完了します。
作成したルームをZoom Roomsの機器にサインインさせるための方法は、【管理者】Zoom Roomsにサインインするをご確認ください。
仮想受付キオスクの編集
- アカウントオーナー、または管理者でZoom Webポータルへサインインします。
- ナビゲーションメニューで[ルーム管理]、[Zoom Rooms]の順にクリックします。
- 設定を変更するルームを検索し、[編集]をクリックします。
- ルーム設定が開くので[キオスク]タブをクリックします。
- [キオスクを設定したい機能を選択します]で[受付]をチェックします。
注:[受付]と[ワークスペース]の両方を選択した場合、キオスクデバイスにはどちらの機能を利用するかの選択画面が表示されます。 - 以下の項目を必要に応じて編集します。
- ロゴ:左上に表示される企業ロゴを設定します。
- ウェルカムメッセージ:[ウェルカムメッセージを編集する]をクリックし、画面上部に表示されるウェルカムメッセージを設定します。
- 背景画像:画面の背景画像を設定します。
- [Action Type]のプルダウンをクリックしボタンをタップした際のアクションを選択します。アクションは下記の3種類から選択できます。
- Contacts or Zoom Rooms from the Account:アカウント内のユーザー、またはZoom Roomsを呼び出します。呼び出し先は[連絡先を追加]の項目でユーザー、またはZoom Roomsを検索し、設定するユーザーのメールアドレスを選択します。
ユーザーとZoom Roomsを合計で4つまで割り当てられます。 - Contact Center:コンタクトセンター内で作成したフローを呼び出します。
注:このオプションを利用するためにアカウント内にコンタクトセンターの設定が完了している必要があります。 - Zoom Phone : 作成済みのコールキュー、または外部の電話番号を呼び出します。
注:- この機能を利用するためには、Zoom Roomsバージョン5.16.0以降が必要です。
- Zoom Roomsに内線番号を割り当てる必要があります。また、呼び出し先に外線番号を指定するためにはZoom Roomsに通話プランと外線番号の割り当ても必要となります。
- Contacts or Zoom Rooms from the Account:アカウント内のユーザー、またはZoom Roomsを呼び出します。呼び出し先は[連絡先を追加]の項目でユーザー、またはZoom Roomsを検索し、設定するユーザーのメールアドレスを選択します。
- 呼び出し先を追加し終わったら下記の項目を設定します。
- ボタン名:訪問者がどのボタンをタップするか判別するためのテキストを設定します。
- Action Icon:アクションボタンのアイコンを設定します。デフォルトで用意されているもののほかに、管理者がアップロードした画像を利用することもできます。
- [保存]をクリックし、アクションの作成を完了します。
- 手順7~9を必要に応じて繰り返します。アクションは最大6つ作成できます。
- [参加者(ミーティング バー)コントロール]にて、仮想受付キオスクが参加した場合に利用可能なミーティング内の機能を設定します。
- [プレビュー]をクリックして仮想受付キオスクの画面のプレビューを確認します。
- プレビュー画面で問題がなければ[保存]をクリックし、編集を終了します。
仮想受付キオスクのトラブルシューティング
- フォントの不一致:デバイスのフォントのアップデートが完了していない場合、Webで確認したプレビューとは異なるフォントで表示される場合があります。
- 不透明度の不一致:設定されたスタイルが見つからない場合、不透明度の低いデバイス内の既定のスタイルを利用します。
- デフォルトの背景が表示される:ミーティング終了後、設定された背景画像ではなく、一時的にデフォルトの背景画像が表示される場合があります。
この記事は「Managing a Zoom Rooms Virtual Receptionist」を基に作成されました。