概要
Zoomアシスタントはコンパクトなデスクトップパネルで、設定を有効にすると以下の操作がより簡単にできるようになります。
- Zoom Phoneユーザーをより簡単に検索
- スピードダイヤルの管理
- 通話の発着信
- 通話の転送
また、Zoomアシスタントのデスクトップパネルはコンピュータ画面の左右いずれかに隠す(ドッキングする)こともできます。
Zoom Phoneパワーパックライセンスを購入すると、Zoomアシスタント機能に以下の機能が追加されます。
- コールキューの通話の応答や転送
- 共有ラインアピアランス(通話の委任)
- 共有ライングループ
管理者が有効にした場合、ユーザーは各自のZoom Webポータル設定からZoomアシスタントを有効または無効にすることができ、デスクトップクライアントから機能をコントロールできます。
注:Zoom PhoneベーシックユーザーはZoomアシスタントを使用できません。使用するにはZoomプロライセンスが必要です。
目次
この記事では、次の項目について説明します。
- Zoom WebポータルからZoomアシスタントを有効にする方法
- パワーパックライセンスありのZoomアシスタントをZoom Webポータルから有効にする方法
- Zoomアシスタントの可視性のオンとオフをZoomデスクトップクライアントから切り替える方法
- Zoomアシスタントの使用方法
- パワーパックユーザーZoomアシスタントからウィジェット設定を変更する方法
前提条件
- Zoom Phoneプロ、またはZoom Phoneプロ機能を含むいずれかのライセンスを持っていること
- コールキュー、共有ラインアピアランス(通話の委任)、共有ライングループ機能にアクセスするためのZoom Phoneパワーパックアドオン
- WindowsまたはmacOS向けZoomデスクトップクライアント:バージョン5.14.0以降
注:Zoomアシスタントで電話を選択できない場合は、管理者がアカウントでこの機能を有効にしておらず、ロックがかかっています。管理者にサポートを依頼してください。
Zoomアシスタントを有効にする方法
Zoom Webポータルのアカウントから直接Zoomアシスタントの電話を有効にできます。
- Zoom Webポータルにサインインします。
- ナビゲーションメニューで[管理者]、[ユーザー管理]、[ユーザー]の順にクリックします。
- 該当ユーザーを選択し、[設定]タブのプルダウンを開き、[Zoomアシスタント]をクリックします。
- トグルをクリックして有効に切り替えます。
- [電話]を選択します。
- [保存]をクリックします。
パワーパックライセンスありのZoomアシスタントを有効にする方法
ユーザーがZoomアシスタントの設定を有効にすると、そのユーザーまたは管理者はウィジェットをカスタマイズできます。
- Zoom Webポータルにサインインします。
- ナビゲーションメニューで[電話]をクリックします。
- [設定]タブをクリックします。
- [Zoomアシスタント-電話]セクションで、トグルが有効であることを確認し、[表示または編集]をクリックします。
- [Zoomアシスタント-電話]ウィンドウで、いずれかの位置の[ウィジェットを設定]をクリックし、ドロップダウンメニューから以下のいずれかを選択します。
- 内線ドロップダウンメニューで、関連付けた内線を選択します。
- 必要に応じて手順6と7を繰り返します。
- 行をドラッグアンドドロップするか、矢印ボタンを使用して、各行を順番になるように上下に移動します。
- (オプション)[削除]をクリックしてウィジェットを削除します。
- [保存]をクリックします。
Zoomアシスタントを表示する方法
ZoomデスクトップクライアントからZoomアシスタントを表示する設定ができます。
- Zoomデスクトップクライアントを起動しサインインします。
- 右上のプロフィール画像または名前のイニシャルをクリックします。
- [設定]をクリックします。
- [一般]タブをクリックします。
- [Zoomアシスタント]で[電話]を選択します。
- (オプション)Zoomアシスタントを無効にする場合は、[電話]のチェックを外し、Zoomアシスタントを非表示にします。
- (オプション)Zoomアシスタントデスクトップパネルの左上のプロフィールアイコンをクリックし、[アシスタントを閉じる]をクリックします。
Zoomアシスタントの使用方法
Zoomアシスタントを使用するには、Zoomデスクトップクライアントへのサインインが必要です。アカウントでこの機能が有効になっている場合は、デスクトップパネルが自動的に開きます。
Zoomアシスタントから通話を着信する
通話を着信すると、デスクトップのZoomアシスタントウィンドウとZoomデスクトップクライアントの[回線]タブの両方に着信通知が表示されます。どちらのウィンドウでも通話に応答または拒否できます。
- Zoomアシスタント
- Zoomデスクトップクライアント
- デスクトップのZoomアシスタントウィンドウで応答ボタンまたは拒否ボタンをクリックします。
Zoomアシスタントから通話を発信する
- Zoomアシスタントの検索バーに、通話の発信先のユーザー名または電話番号を入力します。
- ユーザーが既に登録されている場合:ユーザー名の右側の矢印ボタンをクリックし、直通番号または内線番号を選択してから電話アイコンをクリックします。
- ユーザーが登録されていない場合:番号の右側にある電話アイコンをクリックします。
- ユーザーが既に登録されている場合:ユーザー名の右側の矢印ボタンをクリックし、直通番号または内線番号を選択してから電話アイコンをクリックします。
- スピードダイヤルを設定している場合は、プロフィールアイコンをクリックし、[発信]をクリックします。
Zoomアシスタントからスピードダイヤルを管理する
- 検索バーの下のプラスボタンをクリックします。
- 連絡先の検索にユーザーの名前または電話番号を入力します。
- 名前の右側にあるプラスボタンをクリックします。
- スピードダイヤルアイコンの右側にある詳細オプションボタンをクリックし、以下のいずれかを行います。
- スピードダイヤルをリストの上下に移動させる場合は、ドラッグボタンをクリックします。
- 削除する場合は、ゴミ箱ボタンをクリックします。
通話中にZoomアシスタントで通話内コントロールを使用する
アクティブな通話中は、以下の通話内コントロールが表示されます。
- ダイヤルパッドボタン:デスクトップパワーユーザーウィンドウ横のダイヤルパッドを開きます。
- レコーディングボタン:通話のレコーディングを開始または停止します。
- コールパークボタン:通話をパークして、別のZoom Phoneユーザーが通話に応答できるようにします。
- 情報ボタン:現在の通話に関する情報を表示します。
- 通話の転送ボタン:別の連絡先に通話を転送します。連絡先を検索するための検索バーが表示されます。連絡先の名前にカーソルを合わせ、直接転送、打診転送、ボイスメールへの送信の、いずれかのオプションをクリックします。
- 保留ボタン:通話を保留にするか、再開します。
- 通話の切断ボタン:通話を終了します。
Zoomアシスタントでプレゼンス状態を設定する
- デスクトップパネルの左上にあるプロフィールアイコンをクリックし、プレゼンス状態を次のいずれかに設定します。
- オンライン
- 離席中
- 通話中
- 外出中
- 取り込み中
Zoomアシスタントから通話履歴とボイスメールを表示する
- 時計ボタンをクリックして、メインのZoomウィンドウの[履歴]タブに再度フォーカスし、通話履歴とレコーディングを表示します
- ボイスメールアイコンをクリックして、メインのZoomウィンドウの[ボイスメール]タブに再度フォーカスし、ボイスメールを表示します。
パワーパックユーザーがZoomアシスタントからウィジェット設定を変更する方法
各ウィジェットの省略記号ボタンをクリックすると、次の設定にアクセスします。
- 画面上部の個人用回線ウィジェット
- 詳細情報を表示:Zoom Webポータルで電話の設定を変更します。
- コールキューウィジェット
- キューコールを着信:コールキューからの着信通知を有効または無効にします。
- 共有ラインアピアランス(通話の委任)ウィジェット:
- ボタンをクリックすると、委任先とのミーティング、通話、またはチャットを行います。
- 共有ライングループウィジェット:
- グループコールを着信:共有ライングループからの着信通知を有効または無効にします。
- グループコールピックアップウィジェット:
- ピックアップグループのユーザーパートを表示します。
この記事は、「Using Zoom Assistant」を元に作成しました。