概要
オートフレーミング機能により、Neat製品は会議室のすべての参加者が映るよう最適な画角にフレーミングし、ほかのWeb会議参加者に高品質の視聴体験を提供します。これはユーザーの特別な操作を必要とせず機能し、会議中と会議外の両方で設定の有効化と無効化の切り替えをすることができます。
しかし、ガラスの壁がある部屋や、オープンスペースでは、他の人の映り込みや会議に参加していない人が検出される場合があります。
Neat社は、システム管理者がNeat製品のカメラが動作する「フレーム」を定義するために使用できるように、以前はサブジェクト境界と呼ばれていた「フレーミング境界」機能を2021年6月のソフトウェアリリースで導入しました。
この機能により、ガラスに映りこんだ人が検出されることを防止しつつ、設定された境界内でオートフレーミングが期待通りに動作するようになります。
20230504のソフトウェアリリースでは、フレーミング境界の奥行きが一定以下になるとマイク感度を低下させる機能が追加で実装されました。これはユーザーがNeat端末の近くでミーティングを実施することを前提に、バックグラウンドノイズを低減することを意味します。
注:自動フレーミング機能の詳細については、次の記事を参照してください。
Multi-Stream and Auto-framing with Multi-focus framing features
フレーミング境界を設定する方法
Neat Bar、Neat Bar Pro
Neat Bar、Neat Bar Proでフレーミング境界を設定するには、NeatOSレベルでペアリングしているNeat Padから設定を変更する必要があります。
- Neat Pad画面上の左側のメニューから、[設定]の項目をタップします。
- [システム設定]をタップします。
- Zoom Roomsのパスコードを入力します。
- システム画面が開いたら、[システム設定]、[オーディオとビデオ]、[サブジェクト境界]の順にタップします。
- ディスプレイに表示されたカメラ映像を確認しながら、Neat Padの画面を操作し、オートフレーミング範囲を[幅]と[奥行]の2つのパラメータで変更します。
Neat Board、Neat Frame
- タッチディスプレイのボタンが表示されていない任意の個所をタップし、右下に表示される歯車マークをタップします。
- [システム設定]をタップします。
- Zoom Roomsのパスコードを入力します。
- システム画面が開いたら、[システム設定]、[オーディオとビデオ]、[サブジェクト境界]の順にタップします。
- タッチディプレイに表示されたカメラ映像を確認しながら、タッチディスプレイ上でオートフレーミング範囲を[幅]と[奥行]の2つのパラメータで変更します。
注:「その使い方は?」ボタンをタップすることでこの機能がどのように動作するかの説明画面を表示します。
フレーミング境界の仕組み
フレーミング境界を有効化すると、Neat端末のカメラ映像がディスプレイに表示されます。
このカメラ映像では、会議室内で検出された参加者の周囲に緑色の枠が表示されます。下の画面では、個人用会議室にいるユーザーのほかに、会議室外のユーザーもオートフレーミング対象として検出されていることがわかります。
フレーミング境界の変更画面で幅、または奥行の設定をスライダーで変更します。設定後、参加者の立ち位置を変更しながら、設定した境界が希望した状態になっているかを確認します。フレーミング境界の外として検出されると、緑色の枠が赤色に変化します。下の画像でも、会議室外のユーザーが範囲外として検出されていることがわかります。
会議に参加中、赤い枠の場所にいる参加者はオートフレーミング機能で検出されません。
注:フレーミング境界の設定は、デバイス上からのみ変更できます。リモートアクセス機能を利用した管理者画面ではこの設定を変更できません。
この記事は「How to configure auto framing: Framing Boundary」を基に作成されました。