クラウドレコーディングを有効化するとクラウドに録画するミーティングやウェビナーに対してどの録画設定が選択されるかを決定できます。これらの設定は、アカウント、グループ、またはユーザーのいずれかのレベルで設定できます。アカウントオーナーや管理者の場合、アカウント内のユーザー、またはグループの他のクラウドレコーディング設定を管理することもできます。
注:
- 設定がロックされていない場合、ライセンスが割り当てられたユーザーは自分の主催するミーティングに対して設定の有効化/無効化を切り替えることができます。
- 設定がロックされている場合、ユーザーはそれらの設定を変更することができません。設定の変更は、アカウントオーナー、または管理者が行う必要があります。
- クラウドレコーディングの設定をロックした場合、基本設定、詳細設定も併せてロックされ、変更することができません。また、一部の詳細設定は個別にロックすることができます。
この記事の内容は下記の通りです。
前提条件
- クラウドレコーディングの有効化
- Pro、Business、Education、Enterpriseのいずれかのアカウント
- ライセンスが割り当てられたユーザー
クラウドレコーディングの録画コンテンツの基本設定、詳細設定の変更方法
ホストは、録画されるファイルの画面構成、パブリックチャットの保存有無、タイムスタンプを含めるかどうかなどの設定をクラウドレコーディングに適用できます。グループ、またはユーザーレベルで変更された設定は、上位の設定がロックされる場合を除き、そのまま保持されます。アカウントオーナー、管理者はこれらの設定の有効化/無効化の切り替え、設定ロックによる強制をすることができます。
- Zoom Webポータルにサインインします。
- 設定するレベルによって、ナビゲーションメニューで下記のいずれかの操作を行います。
- [レコーディング]タブをクリックします。
- 各設定のチェックボックスを必要に応じてチェック、またはチェックの解除をします。
- [保存]をクリックし、設定を確定させます。
録画コンテンツの基本設定
クラウドレコーディングに保存する内容に応じて、下記のクラウドレコーディングのチェックボックスを切り替えます。
- 共有画面でアクティブスピーカーをレコーディングする: アクティブスピーカーのカメラ映像と共有された画面の両方を同じ動画ファイルとして録画します。
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共有画面でギャラリービューをレコーディングする: ギャラリービュー表示のカメラ映像と共有された画面の両方を同じ動画ファイルとして録画します。
注: 画面共有中は右上にアクティブスピーカーのカメラ映像が重なる形で生成されます。 -
アクティブスピーカー、ギャラリービュー、共有画面を別々にレコーディングする: アクティブスピーカーのカメラ映像、ギャラリービューの映像、共有された画面映像を個別の動画ファイルとして保存します。
注: クラウドレコーディングを共有し、Webポータル上で再生する場合、スピーカービューとギャラリービューを切り替えるためには個別の動画ファイルとして録画する必要があります。
- アクティブなスピーカー: アクティブスピーカーのカメラ映像を録画します。
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ギャラリービュー: 参加者のカメラ映像のギャラリービューを録画します。
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共有画面: 共有された画面のみの映像を録画します。
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オーディオのみのファイルをレコーディングする: ミーティング中の音声をオーディオファイルとして保存します。すべての参加者の音声を1つのファイルにまとめて保存するか、参加者ごとに音声ファイルを分離して保存するか、またはその両方を保存するかを選択します。オーディオファイはM4A形式で保存されます。
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参加者全員のオーディオを1つのファイルにレコーディングする: 1つのファイルに参加者全員の音声を保存します。
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各参加者のオーディオを別々のファイルにレコーディングする: 参加者ごとに個別の音声ファイルとして録音を行います。このオプションで録音可能な参加者の数は最大200名です。このオプションは、録音の音質を向上させるために、1名ずつ編集を行う場合に利用するオプションです。
注: 電話でミーティングに参加するユーザーの音声は、1つのファイルとして保存されます。
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Record production studio customized view from the webinar: Zoom EventsのProduction Studioで作成されたビューを保存します。
注:- このオプションの表示にはZoom Eventsライセンスが必要です。
- このオプションはデフォルトで有効化されます。
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通訳をレコーディングする: 通訳機能に関する情報を保存します。次のオプションのいずれか、または両方にチェックを入れます。
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手話通訳者をレコーディングする: 手話通訳者チャネルを録画します。有効にすると手話ビデオチャネルごとに映像ファイルと音声がいるが生成されます。手話通話についてはこちらの記事をご確認ください。
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言語通訳者を記録する: 通訳者がいる場合、通訳チャネルごとに音声ファイルが生成されます。言語通訳について詳細は「通訳者や参加者がミーティングやウェビナーでの言語通訳機能を使用する方法」
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ミーティング/ウェビナーからのチャットメッセージを保存する: ミーティング、ウェビナーのチャットを保存するにはこのチェックボックスをオンにします。
注: ミーティングの場合、全員に送信されているチャットのみを保存します。特定の参加者向けのダイレクトチャットは保存されません。ウェビナーの場合、ホスト、共同ホスト、パネリストが視聴者も含めた全員向けのチャットのみを保存します。ダイレクトチャット、パネリストのみに送信されたチャットは保存されません。
録画コンテンツの詳細設定
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レコーディングにタイムスタンプを追加する: クラウドレコーディングにタイムスタンプを追加します。時間はホストのプロフィールに設定されているタイムゾーンを基準にして表示されます。
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レコーディングに参加者の名前を表示する: 参加者のカメラ映像の左下に名前を表示します。
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共有時にサムネイルをレコーディングする: 「共有画面でアクティブスピーカーをレコーディングする」「共有画面でギャラリービューをレコーディングする」が有効化されている場合に、共有された画面の右上にカメラ映像のサムネイルを表示します。
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サードパーティビデオエディタ用にレコーディングを最適化する: サードパーティの動画編集ソフトと互換性のある形式で動画ファイルを生成します。これにより必要な保存容量が増加する場合があります。
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オーディオ文字起こしを作成する: クラウドレコーディングの音声を文字起こしを行います。
注: アカウントレベル、グループレベルの場合、鍵マークをクリックして設定をロックすることができます。 -
パネリストのチャットをレコーディングに保存する: ウェビナー中、パネリストがパネリスト向けに送信したチャットと、パネリストが全参加者向けに送信したチャットを保存します。
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ミーティング/ウェビナーで共有された投票結果を保存する: ミーティング/ウェビナーで投票結果の共有が行われた場合、その結果をクラウドレコーディング内にも保存します。
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字幕をVTTファイルとして保存する: 手動字幕で入力、または自動字幕で生成されたテキストをVTTファイルとして保存します。
注: アカウントレベル、グループレベルの場合、鍵マークをクリックして設定をロックすることができます。 - Participants can request host to start cloud recording: クラウドレコーディングが開始されていない場合、参加者はホストに対してクラウドレコーディングの開始を要求することができます。
この記事は「Changing basic and advanced cloud recording settings」を基に作成されました。