音声文字起こしは、クラウドレコーディングされたミーティング、またはウェビナーの音声から自動で文字起こし(トランスクリプト)を行います。このトランスクリプトが生成されると、レコーディング画面には別のVTTファイルとして表示されます。生成されたトランスクリプトは、ミーティング中の字幕機能と同様に、録画の再生中に字幕として表示することもできます。
トランスクリプトはいくつかのセクションに分割されており、各セクションにはテキストのその部分がレコーディングのどの時点までを記録したものかを示すタイムスタンプが付与されます。テキストを編集して表示される字幕をより正確なものにしたり、トランスクリプトではキャプチャされなかった大文字と小文字の区別や句読点を追加できます。
注:
- クラウドレコーディングのトランスクリプトは英語、フランス語のみサポートします。(2023年12月現在)
- トランスクリプトはクラウドレコーディングのみに適用され、ローカルレコーディングには適用されません。また、手動字幕機能やリアルタイム文字起こしとは異なる機能のため併用することができます。
この記事の内容は以下の通りです。
前提条件
- Pro、Business、Education、Enterpriseのいずれかのアカウント
- アカウントオーナー、または管理者
- クラウドレコーディングの有効化
注: 上記の前提を満たしいているにもかかわらずオプションが表示されない場合は、機能の有効化のため、Zoom社サポート窓口までお問い合わせください。
クラウドレコーディングの音声トランスクリプトを有効化する方法
アカウント
アカウント内のすべてのユーザーに対してクラウドレコーディングを有効、無効にするためには下記の手順で設定します。
- アカウントオーナー、またはアカウント設定を編集できる権限を持つ管理者でZoom Webポータルにサインインします。
- ナビゲーションメニューで[アカウント管理]、[アカウント設定]の順にクリックします。
- [レコーディング]タブを開きます。
- [クラウドレコーディング]のトグルスイッチが有効になっていることを確認します。
注: 無効になっていた場合はスイッチをクリックして有効化します。確認ダイアログが表示された場合は[有効]をクリックし有効化します。 - [クラウド レコーディングの詳細設定]の下にある[オーディオ文字起こしを作成する]の項目にチェックします。
- [保存]をクリックし設定を確定させます。
- (オプション)この設定をアカウント内のすべてのユーザに必須にしたい場合は、鍵マークをクリックし、確認ダイアログで[ロック]をクリックします。
グループ
特定のグループのすべてのユーザーに対してクラウドレコーディングを有効、無効にするためには下記の手順で設定します。
- アカウントオーナー、またはグループ設定を編集できる権限を持つ管理者でZoom Webポータルにサインインします。
- ナビゲーションメニューで[ユーザー管理]、[グループ]の順にクリックします。
- 設定を変更するグループの名前をクリックします。
- [レコーディング]タブを開きます。
- [クラウドレコーディング]のトグルスイッチが有効になっていることを確認します。
注: 無効になっていた場合はスイッチをクリックして有効化します。確認ダイアログが表示された場合は[有効]をクリックし有効化します。 - [クラウド レコーディングの詳細設定]の下にある[オーディオ文字起こしを作成する]の項目にチェックします。
- [保存]をクリックし設定を確定させます。
- (オプション)この設定をグループ内のすべてのユーザに必須にしたい場合は、鍵マークをクリックし、確認ダイアログで[ロック]をクリックします。
ユーザー
ユーザーが、自身がホストするミーティングでクラウドレコーディングを有効化するには下記の手順で操作を設定します。
- Zoom Webポータルにサインインします。
- ナビゲーションメニューで[設定]をクリックします。
- [レコーディング]タブを開きます。
- [クラウドレコーディング]のトグルスイッチが有効になっていることを確認します。
注: 無効になっていた場合はスイッチをクリックして有効化します。確認ダイアログが表示された場合は[有効]をクリックし有効化します。 - [クラウド レコーディングの詳細設定]の下にある[オーディオ文字起こしを作成する]の項目にチェックします。
- [保存]をクリックし設定を確定させます。
この記事は[Enabling or disabling audio transcription for cloud recordings]を基に作成されました。