概要
プロビジョニングされたCisco、Yealink、Polyの電話機は、デフォルトでは自動的にサポートされている最新のファームウェアバージョンに更新されます。デバイスを自動的に更新させたくない場合、デバイスで許可されるファームウェアバージョンのルールを設定することができます。これにより、特定のデバイスモデルをサポートされる最新のファームウェアバージョンから2つ前のバージョンに保つことができます。
注:ファームウェア更新ルールを変更する前に、必ずファームウェア更新ガイドラインを確認してください。
目次
前提条件
- Pro, Business, Educationアカウント
- アカウントオーナーまたは管理者権限
- Zoom Phoneライセンス
- アカウントに対するファームウェアスケジュールのカスタムをZoomサポートにリクエストし有効化されていること
制限事項
- ファームウェア更新ルールは、最新のサポートファームウェアバージョンから最大2つ前までとなります。3つ以上前のバージョンをルールに指定した場合、Zoom Webポータル上にルールの更新を求める警告が表示されます。
- すべてのPolyまたはYealinkデバイスがファームウェア更新ルールをサポートしているわけではありません。ルールが追加できない特定のデバイスについては、サポートしていません。
デバイスのファームウェアプロビジョニングを表示する
固定電話または共用エリア電話機のリストから、プロビジョニングされたデバイスのファームウェアバージョンを確認することができます。ダッシュが表示されている場合は、デバイスがプロビジョニングされていないか、ファームウェアバージョンがサポートされていないことを意味します。デバイスリストを表示中、設定アイコンからファームウェアバージョンを選択し、列に追加することができます。この設定はオン・オフの切り替えが可能です。
ファームウェア更新ルール設定にアクセスする
複数サイトを有効にしている場合は、サイトまたはアカウントレベルでファームウェア更新ルール設定にアクセスすることが可能です。
サイト
- Zoom Webポータルにサインインします。
- [電話システム管理]>[会社情報]の順にクリックします。
- 編集したいサイト名をクリックします。
- [設定]タブをクリックします。
- [固定電話]セクションで[ファームウェア更新のルール]横の[管理]をクリックします。
アカウント
- Zoom Webポータルにサインインします。
- [電話システム管理]>[会社情報]の順にクリックします。
- [アカウント設定]をクリックします。
- [設定]タブをクリックします。
- [固定電話]セクションで[ファームウェア更新のルール]横の[管理]をクリックします。
ファームウェア更新ルールを追加または編集する
- サイトまたはアカウントレベルで、ファームウェア更新のルール設定にアクセスします。
- 新しいルールを追加するには[ルールを追加]をクリックするか、既存ルールを編集します。
- デバイスタイプ、デバイスモデル、ファームウェアのバージョンを選択します。
ファームウェアバージョンは、指定されたデバイスモデルでサポートされている最新のものから2バージョン前までのものを選択することができます。[現在のバージョン]と表示されたファームウェアバージョンが、サポートされる最新のファームウェアバージョンです。
- [保存]をクリックします。
ファームウェアの更新時間を選択するプロンプトが表示されます。 - 以下いずれかの方法でファームウェアを更新します。
- 利用規約に同意し、[確認]をクリックします。
選択したタイプとモデルに一致するサイトまたはアカウント内のすべてのZoom Phoneデバイスが自動的に再起動し、ファームウェアがダウングレードされます。
ファームウェア更新ルールを削除する
- サイトまたはアカウントレベルで、ファームウェア更新のルール設定にアクセスします。
- ファームウェア更新ルールの横にある[削除]をクリックします。
- 以下のプロンプトが表示されたら任意の更新日時を選択し、[削除]をクリックします。
正常に削除されたことを通知するプロンプトが表示されます。
ファームウェア更新をスケジュールする
デバイスのファームウェアを更新する頻度とタイミングを定義することができます。ファームウェアスケジュールを設定すると、デバイスが新しいファームウェアを受信するタイミングが決まり、Zoomのファームウェア更新プロセスが優先されます。これは、Zoomのファームウェアの利用規約に従います。
注:Zoomサポートへリクエストし、機能を有効化する必要があります。
アカウントのファームウェア更新をスケジュールする
アカウント内のすべての固定電話に対してファームウェア更新をスケジュールするには、以下の手順を実施します。
- Zoom Webポータルにサインインします。
- [アカウント管理]>[アカウント設定]の順にクリックします。
- [Zoom Phone]タブをクリックします。
- [定期ファームウェア更新]右横のトグルをクリックします。
- [有効化]をクリックし、機能を有効にします。
- (オプション)アカウント内のユーザーが設定変更できないようにするには、鍵アイコンをクリックし、設定をロックします。
- [繰り返し]横のドロップダウンメニュー[月間]または[毎週]より、デバイスのファームウェア更新頻度を定義します。
- [月間]を選択した場合、以下いずれかから1つ選択し、手順11に進みます
- 曜日: 第1、第2、第3、第4の選択した曜日に更新を適用します。
-
各: 選択した日に更新を適用します。
- [毎週] を選択した場合、以下を選択し手順11に進みます
- 日: アップデートを適用する日を1日選択します。
- 期間: 開始と終了の時間を選択します。
- タイムゾーン: 正しいタイムゾーンを選択します。
- 終了: [実行しない]を選択してスケジュールを終了させないか、または[オン]を選択して指定した日にスケジュールを終了させるかを選択します。
- [利用規約に同意します]を選択します。
- [保存]をクリックします。
サイトのファームウェア更新をスケジュールする
サイト内のすべての低電話に対してファームウェア更新をスケジュールするには、以下の手順を実施します。
- Zoom Webポータルにサインインします。
- [電話システム管理]>[会社情報]の順にクリックします。
- 編集したいサイト名をクリックします。
- [ポリシー]タブをクリックします。
- [定期ファームウェア更新]横のトグルをクリックし、有効にします。
- (オプション)アカウント内のユーザーが設定変更できないようにするには、鍵アイコンをクリックし、設定をロックします。
- [繰り返し]横のドロップダウンメニュー[月間]または[毎週]より、デバイスのファームウェア更新頻度を定義します。[月間]を選択した場合、以下いずれかから1つ選択し、手順11に進みます
- 曜日: 第1、第2、第3、第4の選択した曜日に更新を適用します。
-
各: 選択した日に更新を適用します。
- [毎週] を選択した場合、以下を選択し手順11に進みます
- 日: アップデートを適用する日を1日選択します。
- 期間: 開始と終了の時間を選択します。
- タイムゾーン: 正しいタイムゾーンを選択します。
- 終了: [実行しない]を選択してスケジュールを終了させないか、または[オン]を選択して指定した日にスケジュールを終了させるかを選択します
- [利用規約に同意します]を選択します。
- [保存]をクリックします。
この記事は、「Setting up firmware update rules」を元に作成しました。
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