バニティURLはZoomのURLを自社のドメインを基にしたものに変更する機能です。バニティURLを持つ場合、ミーティングやウェビナーの参加URLが企業の独自のURL(例:mycompany.zoom.us)に置き換えられます。
デフォルトでは一つのアカウントにバニティURLは一つまでしか持つことはできませんが、Zoom社サポート窓口に依頼することで複数のバニティURLを設定できるようになります。これは複数のドメインを持つアカウントにおいて、個別の参加URL発行を行いたい場合に有効です。
オーナー、管理者は必要に応じてデフォルトで利用するバニティURLを変更したり、異なるバニティURLをユーザーに適用することができます。また、複数のバニティURLを持つアカウントでは、それぞれのバニティURLに異なるIdPを接続させることができます。
この記事の内容は次の通りです。
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前提条件
- Business、Education、Enterpriseのアカウント
- アカウントオーナー、または管理者
- Zoom社サポート窓口での機能の有効化
複数バニティURL機能の有効化
デフォルトでは、バニティURLは一つのアカウントにつき一つまで持つことができます。
複数のバニティURLを持つようにするためにはライセンスが割り当てられたオーナー、または管理者からZoom社サポート窓口に「Support Multiple Vanity URL」の有効化を希望する旨を申請する必要があります。
Zoom社サポート窓口への問い合わせ方法の詳細手順は「Zoomサポートへリクエストを出す方法」をご確認ください。
2つ目以降のバニティURLを申請する
Zoom社サポートにて複数バニティURLの機能が有効化されたら、Zoom Webポータルから2つ目以降のバニティURLの申請を行うことができます。
- アカウントオーナー、または管理者としてZoom Webポータルにサインインします。
- [アカウント管理]、[アカウントプロフィール]の順にクリックします。
- [バニティURL]の項目の[+申し込み]をクリックします。
- 申請するバニティURLを入力します。
注:2つ目以降のバニティURLについても、バニティURLのガイドラインに則ってZoom社が承認をします。バニティURLの申請ガイドラインについては「【管理者】バニティURLリクエストのガイドライン」をご確認ください。 - [申し込み]をクリックします。
申請が完了すると申請内容をZoom社の担当者が確認し、申請したユーザーに対して連絡を送信します。
申請したバニティURLが承認されなかった場合は、バニティURLの基となったドメインの所持証明を提出するか、別のバニティURLとして申請しなおすかを返信する必要があります。
バニティURLを切り替える
複数のバニティURLを持つアカウントではミーティングやウェビナーの参加URL、クラウドレコーディングの共有リンクでどちらのバニティURLを利用するか選択できます。
アカウントレベル
アカウント全体のデフォルトのバニティURLを設定するには以下の手順で操作を行います。
- アカウントオーナー、または管理者としてZoom Webポータルにサインインします。
- [アカウント管理]、[アカウントプロフィール]の順にクリックします。
- デフォルトとして設定するとして設定するバニティURLの横に表示される[Set as default]をクリックします。
デフォルトのバニティURLが変更されると、デフォルトのバニティURLを利用しているユーザーのミーティング、ウェビナーの参加URL、クラウドレコーディングの共有URLはすべて変更されます。
バニティURLが変更された場合、変更前のバニティURLからミーティング、ウェビナーの参加は可能です。
グループレベル
一部のユーザーに対してデフォルトではなく、個別のバニティURLを利用させる場合には以下の手順で操作を行います。
- アカウントオーナー、または管理者としてZoom Webポータルにサインインします。
- [ユーザー管理]、[グループ]の順にクリックします。
- バニティURLを変更するグループの名前をクリックします。
- [一般]タブを開きます。
- [デフォルトのバニティURL]のプルダウンで利用するバニティURLを変更します。
- [保存]をクリックし、設定を保存します。
グループ設定で利用するバニティURLを変更すると、それ以降はアカウントプロフィールでのバニティURL変更の影響を受けなくなります。