Zoom Phoneの管理者はZoom Phoneユーザー、共用エリア、コールキュー、自動受付、共有回線グループのボイスメールの受信トレイを共有することができ、他のZoom Phoneユーザーがボイスメールのメッセージにアクセスすることを可能にします。
共有されたボイスメールの受信トレイを利用する際は以下の点にお気を付けください。
- Zoom Phoneユーザーはデスクトップクライアント、Webポータル、Zoom Webアプリ、またプロビジョニングされたデスクフォンにて共有されたボイスメールの受信トレイにアクセスすることができます。
- 共有された受信トレイにアクセス権のある全てのZoom Phoneユーザーの間で再生済み/未再生の状態は同期されます。もし一人のユーザーが未再生のボイスメールを再生した場合、他のZoom Phoneユーザーには再生済みとして表示されることになります。
- あるユーザーにて削除されたボイスメールはアクセス権のあるほかの全てのZoom Phoneユーザーにとっても削除された状態になります。もしZoom Phoneユーザーのボイスメール受信トレイを共有している場合、これはボイスメールの受信トレイを所有しているZoom Phoneユーザーも含まれています。
- もしボイスメールのメール通知を有効にしている場合、共有されたボイスメールの受信トレイにアクセス権のあるZoom Phoneユーザーもその受信トレイへのメール通知を受信します。
- Zoom Phoneユーザーのボイスメール機能を有効化/無効化する際はZoom Phoneのポリシー設定をご確認ください。
- コールキュー、また自動受付のボイスメールの受信トレイに対しアクセス権を付与する場合はロール管理を利用することも可能です。
- 管理者はZoom Phoneユーザー自身が所有しているボイスメールに対してもアクセス管理を行うことが可能です。
管理者は自動受付、コールキュー、共有回線グループのボイスメールの受信トレイを表示することも可能です。
この記事は以下の内容を含んでいます。
- 共有されたボイスメールの受信トレイへのアクセスを利用する際の前提条件
- アクセスレベル
- 自身のボイスメールの受信トレイを共有する方法
- Zoom Phoneユーザーのボイスメールの受信トレイを共有する方法
- ボイスメールに対するZoom Phoneユーザーのアクセスレベルを変更する方法
- 共用エリアのボイスメール受信トレイを共有する方法
- 共用エリアのボイスメールへのアクセスレベルを変更する方法
- コールキューのボイスメール受信トレイを共有する方法
- 自動受付のボイスメール受信トレイを共有する方法
- 共有回線グループのボイスメールの受信トレイを共有する方法
前提条件
- Pro、Business、Educationプランのいずれかを購入しているアカウントのライセンスユーザー
- Zoom Phoneライセンス
- アカウントオーナー、またコールキュー、自動受付、他のZoom Phoneユーザーのボイスメールの受信トレイを共有可能な管理者権限
- [自分のボイスメール/ビデオメール]のポリシー設定が有効化されていること
注:ボイスメールの受信トレイに対するアクセスが許可されている際にZoom Phoneユーザーにメール通知を有効化する場合、メールに関するポリシー設定にて[メールによる共有ボイスメール/ビデオメール通知]を有効化してください。
アクセスレベル
ボイスメールの受信トレイへのアクセスを有効化する場合、Zoom Phoneユーザーのアクセスレベルの選択も可能です。
- アクセス:Zoom Phoneユーザーはボイスメールのメッセージを再生することができます。
- ダウンロード:Zoom PhoneユーザーはMP3ファイルとしてボイスメールのメッセージをダウンロードすることができます。
- 削除:Zoom Phoneユーザーはボイスメールのメッセージを削除することができます。削除されたボイスメールはアクセス権のあるほかの全てのユーザーからも削除されます。
- 共有:Zoom Phoneユーザーは他のユーザーとボイスメースのメッセージを共有することができます。
自身のボイスメールの受信トレイを共有する方法
- Zoom Webポータルにサインインします。
- [電話]を選択します。
- [設定]を選択します。
- [ボイスメールとビデオメール]の横、アクセスの右にある[設定]を選択します。
- [ユーザー]タブの中から[ユーザー]もしくは[共用エリア]を選択し、その後検索タブの中からボイスメールのメッセージに対しアクセス権を付与したいZoom Phoneユーザー、共用エリアの名前を検索します。
- Zoom Phoneユーザー、共用エリアを選択し、[保存]を選択します。
- (オプション)ユーザー名の右側にある"x"を選択し、それから[削除]を選択することでそのユーザーからアクセス権を削除することが可能です。
注:自身のボイスメールにアクセスするためのアクセス権をZoom Phoneユーザーから取り除くことはできません。
Zoom Phoneユーザーのボイスメール受信トレイを共有する方法
- Zoom Webポータルにサインインします。
- ナビゲーションメニューに従い、[電話システム管理]を選択し、その後[ユーザーとルーム]を選択します。
- Zoom Phoneユーザーの名前を選択します。
- [ポリシー]タブを選択します。
- [個人のボイスメールとビデオメール]メニュー内の[アクセスメンバーリスト]を選択します。
- ダイアログから[内線]のタブを選択し、アクセスしたい内線番号の検索を行います。
注:サイト設定を行っている場合は、特定のサイト、もしくは全てのサイトを検索できます。 - [メンバーを追加]を選択します。
- ダイアログ内の[アクセスメンバー]の下部にて、[ユーザー]か[共用エリア]を選択し、名前もしくは内線からZoom Phoneユーザーもしくは共用エリアを選択します。
- [権限]の下部にて、アクセスレベルの設定を行います。
- [保存]を選択します。
- (オプション)ユーザーもしくは共用エリアへのアクセス権を削除する場合、[個人のボイスメールとビデオメール]メニュー内の[アクセスメンバーリスト]を選択します。ユーザーもしくは共用エリアの名前の右側にある三点リーダー(…)を選択し、それから[削除]を行います。
注:自身のボイスメールにアクセスするためのアクセス権をZoom Phoneユーザーから取り除くことはできません。
ボイスメールに対するZoom Phoneユーザーのアクセスレベルを変更する方法
Zoom Phoneユーザー自身がボイスメールのダウンロード、また削除を行うかの権限について変更が可能です。通常はZoom Phoneユーザーは自身のボイスメールのダウンロード、削除が可能です。
注:Zoom Phoneユーザーのボイスメールを有効化/無効化する場合はZoom Phoneのポリシー設定をご確認ください。
- Zoom Webポータルにサインインします。
- ナビゲーションメニューに従い、[電話システム管理]を選択し、その後[ユーザーとルーム]を選択します。
- Zoom Phoneユーザーの名前を選択します。
- [ポリシー]のタブを選択します。
- [個人のボイスメールとビデオメール]メニュー内の以下の項目にチェックを入れます。
-
ビデオメールを許可する
→ユーザーに対しビデオメールを有効化します。 -
自分のボイスメール/ビデオメールをダウンロードすることをユーザーに許可する
→自身のボイスメール/ビデオメールのダウンロードを許可します。 -
自分のボイスメール/ビデオメールを削除することをユーザーに許可する
→自身のボイスメール/ビデオメールの削除を許可します。 -
自分のボイスメールを共有することをユーザーに許可する
→ダウンロードが許可されていない場合に、自身のボイスメール/ビデオメールの共有を許可します。 -
ビデオメール/ビデオ応答メッセージにバーチャル背景を許可する
→自身のビデオメール/ビデオ挨拶でのバーチャル背景の利用を許可します。
-
ビデオメールを許可する
共用エリアのボイスメール受信トレイを共有する方法
- Zoom Webポータルにサインインします。
- ナビゲーションメニューに従い、[電話システム管理]を選択し、その後[ユーザーとルーム]を選択します。
- [共用エリア]タブを選択します。
- 共用エリアの名前を選択します。
- [ポリシー]タブを選択します。
- [ボイスメール]の項目の右側にあるトグルを選択し、設定の有効化を行います。
- [ボイスメール]メニュー内の[アクセスメンバーリスト]を選択します。
注:アクセス権を削除する際は、三点リーダーアイコン(…)を選択し、[削除]を選択します。自身のボイスメールにアクセスするためのアクセス権をZoom Phoneユーザーから取り除くことはできません。 - ダイアログから[ユーザー]タブを選択し、[メンバーを追加]を選択します。
- 新しいダイアログから[アクセスメンバー]の下部にて、追加したいユーザーの検索を行います。
- [権限]の下部にて、そのユーザーに許可するアクセスレベルの設定を行います。
- [保存]を選択します。
- (オプション)ユーザーからアクセス権を削除する場合、[ボイスメール]メニュー内の[アクセスメンバーリスト]を選択します。ユーザーの名前の右側にある三点リーダー(…)を選択し、それから[削除]を行います。
共用エリアのボイスメールへのアクセスレベルを変更する方法
Zoom Phoneユーザー自身がボイスメールのダウンロード、また削除を行うかの権限について変更が可能です。通常はZoom Phoneユーザーは自身のボイスメールのダウンロード、削除が可能です。
注:Zoom Phoneユーザーのボイスメールを有効化/無効化する場合はZoom Phoneのポリシー設定をご確認ください。
- Zoom Webポータルにサインインします。
- ナビゲーションメニューに従い、[電話システム管理]を選択し、その後[ユーザーとルーム]を選択します。
- [共用エリア]タブを選択します。
- 共用エリアの名前を選択します。
- [ポリシー]タブを選択します。
- [ボイスメール]メニュー内の以下の項目にチェックを入れます。
- 自分のボイスメールを削除することを共用エリアに許可する
→共用エリアのメンバーに対しボイスメールの削除を許可します。 - 自分のボイスメールを共有することを共用エリアに許可する
→共用エリアのメンバーに対しボイスメールの共有を許可します。
- 自分のボイスメールを削除することを共用エリアに許可する
コールキューのボイスメール受信トレイを共有する方法
注:コールキューのボイスメール受信トレイを共有する前に、コールキューへの転送を行うようオーバーフローの設定を変更することが推奨されます。これにより発信者はコールキューに対し直接ボイスメールを残すことが可能になります。
コールキューをボイスメールに転送する
- Zoom Webポータルにサインインします。
- ナビゲーションメニューに従い、[電話システム管理]を選択し、その後[コールキュー]を選択します。
- コールキューの名前を選択します。
- [プロフィール]タブを選択します。
- [営業時間]、[休業日]のセクションにて、[オーバーフロー]の右側にある[編集]を選択します。
- ダイアログにて、[ルート先]の右側にある[ボイスメール]を選択します。
- (オプション)必要に応じ、[オペレーターと連絡をとることを発信者に許可します]を選択します。
-
[保存]を選択します。
コールキューのボイスメールを共有する
- Zoom Webポータルにサインインします。
- ナビゲーションメニューに従い、[電話システム管理]を選択し、その後[コールキュー]を選択します。
- コールキューの名前を選択します。
- [ポリシー]タブを選択します。
- [ボイスメール]メニュー内の[アクセスメンバーリスト]を選択します。
- ダイアログから[内線]のタブを選択し、アクセスしたい内線番号の検索を行います。
注:サイト設定を行っている場合は、特定のサイト、もしくは全てのサイトを検索できます。 - [ユーザーを追加]を選択します。
- ダイアログ内の[アクセスメンバー]の下部にて、[ユーザー]か[共用エリア]を選択し、名前もしくは内線からZoom Phoneユーザーもしくは共用エリアを選択します。
- [権限]の下部にて、アクセスレベルの設定を行います。
- [保存]を選択します。
- (オプション)ユーザーもしくは共用エリアへのアクセス権を削除する場合、[個人のボイスメールとビデオメール]メニュー内の[アクセスメンバーリスト]を選択します。ユーザーもしくは共用エリアの名前の右側にある三点リーダー(…)を選択し、それから[削除]を行います。
注:自身のボイスメールにアクセスするためのアクセス権をZoom Phoneユーザーから取り除くことはできません。
自動受付のボイスメール受信トレイを共有する方法
注:自動受付のボイスメール受信トレイを共有する前に、自動受付のボイスメールへの転送を行うよう営業時間、休業日の設定を変更することが推奨されます。これにより発信者は自動受付に対し直接ボイスメールを残すことが可能になります。
自動受付の通話をボイスメールに転送する
- Zoom Webポータルにサインインします。
- ナビゲーションメニューに従い、[電話システム管理]を選択し、その後[自動受付]を選択します。
- 自動受付の名前を選択します。
- [プロフィール]タブを選択します。
- 自動受付のボイスメールへの転送設定をご確認ください。
- IVRがない場合:[営業時間]、[休業日]のセクションにて[ルート先ユーザー]の横にある[編集]を選択します。その後以下のオプションを選択します。
- ルート先:[ボイスメール]を選択します。
- ボイスメールの保存先:[現在の内線]を選択します。
-
音声メールでの挨拶メッセージ:[デフォルト]を選択するか、[編集]を選択してカスタムの挨拶を録音、もしくはアップロードします。
- IVRがある場合:[営業時間]、[休業日]のセクションにて[ルート先:自動音声応答システム(IVR]の横にある[編集]を選択します。
- IVRメニューの内少なくとも一つに[ボイスメールの保存先:現在の内線]として設定されていることを確認します。
- IVRメニューの内少なくとも一つに[ボイスメールの保存先:現在の内線]として設定されていることを確認します。
- IVRがない場合:[営業時間]、[休業日]のセクションにて[ルート先ユーザー]の横にある[編集]を選択します。その後以下のオプションを選択します。
自動受付のボイスメールの受信トレイを共有する
- Zoom Webポータルにサインインします。
- ナビゲーションメニューに従い、[電話システム管理]を選択し、その後[自動受付]を選択します。
- 自動受付の名前を選択します。
- [ポリシー]タブを選択します。
- [ボイスメール]メニュー内の[アクセスメンバーリスト]を選択します。
- ダイアログから[内線]のタブを選択し、アクセスしたい内線番号の検索を行います。
注:サイト設定を行っている場合は、特定のサイト、もしくは全てのサイトを検索できます。 - [メンバーを追加]を選択します。
- ダイアログ内の[アクセスメンバー]の下部にて、[ユーザー]か[共用エリア]を選択し、名前もしくは内線からZoom Phoneユーザーもしくは共用エリアを選択します。
- [権限]の下部にて、アクセスレベルの設定を行います。
- [保存]を選択します。
- (オプション)ユーザーもしくは共用エリアへのアクセス権を削除する場合、[個人のボイスメールとビデオメール]メニュー内の[アクセスメンバーリスト]を選択します。ユーザーもしくは共用エリアの名前の右側にある三点リーダー(…)を選択し、それから[削除]を行います。
注:自身のボイスメールにアクセスするためのアクセス権をZoom Phoneユーザーから取り除くことはできません。
共有回線グループのボイスメールの受信トレイを共有する方法
注:ボイスメール受信トレイを共有する前に、共有回線グループのボイスメールへの転送を行うよう営業時間、休業日の設定を変更することが推奨されます。これにより発信者は共有回線グループに対し直接ボイスメールを残すことが可能になります。
共有回線グループの通話をボイスメールに転送する
- Zoom Webポータルにサインインします。
- ナビゲーションメニューに従い、[電話システム管理]を選択し、その後[共有回線]を選択します。
- [共有回線グループ]タブを選択します。
- 共有回線グループの名前を選択します。
- [プロフィール]タブを選択します。
- [営業時間]、[休業日]のセクションにて、[オーバーフロー]の右側にある[編集]を選択します。
- ダイアログにて共有回線グループへの通話をボイスメールに転送するよう以下の設定を選択します。
- ルート先:[ボイスメール]を選択します。
- (オプション)必要に応じ、[
- 音声メールでの挨拶メッセージ:[デフォルト]を選択するか、[編集]を選択してカスタムの挨拶を録音、もしくはアップロードします。
-
ボイスメールの保存先:[現在の内線]を選択します。
- [保存]を選択します。
共有回線グループのボイスメールの受信トレイを共有する
- Zoom Webポータルにサインインします。
- ナビゲーションメニューに従い、[電話システム管理]を選択し、その後[共有回線]を選択します。
- [共有回線グループ]タブを選択します。
- 共有回線グループの名前を選択します。
- [ポリシー]タブを選択します。
- [ボイスメール]メニュー内の[アクセスメンバーリスト]を選択します。
- ダイアログから[内線]のタブを選択し、アクセスしたい内線番号の検索を行います。
注:サイト設定を行っている場合は、特定のサイト、もしくは全てのサイトを検索できます。 - [メンバーを追加]を選択します。
- ダイアログ内の[アクセスメンバー]の下部にて、[ユーザー]か[共用エリア]を選択し、名前もしくは内線からZoom Phoneユーザーもしくは共用エリアを選択します。
- [権限]の下部にて、アクセスレベルの設定を行います。
- [保存]を選択します。
- (オプション)ユーザーもしくは共用エリアへのアクセス権を削除する場合、[個人のボイスメールとビデオメール]メニュー内の[アクセスメンバーリスト]を選択します。ユーザーもしくは共用エリアの名前の右側にある三点リーダー(…)を選択し、それから[削除]を行います。
注:自身のボイスメールにアクセスするためのアクセス権をZoom Phoneユーザーから取り除くことはできません。
この記事は「Sharing voicemail inbox access」を元に作成されました。
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