概要
Zoomスマートネームタグは、Zoom Roomsミーティング内の参加者にネームタグ(名札)を適用できる機能です。この機能により、リモート参加者が誰がその場にいるのかを簡単に把握できるため、ミーティングがより効率的で、参加者全員がスムーズにコミュニケーションできるようになります。自動および手動で設定されたスマートネームタグは、Zoom Roomsコントローラーを使用して編集することができます。
注:この機能は現在ベータ版です。
目次
- 前提条件
- 最小システム要件
- 制限事項
- スマートネームタグがデータを処理する方法
- スマートネームタグを有効にする方法
- 手動スマートネームタグ(名札)の使い方
- 自動スマートネームタグ(名札)の使い方
- トラブルシューティング
前提条件
- 管理者またはZoom Roomsへのアクセス権を持つロールによって有効化された機能
- Zoom Roomsバージョン
- Windows:6.1.5以上
- Mac:6.1.5以上
- Zoom Roomsコントローラーバージョン:6.1.5以上
- ミーティング招待に含まれるZoom Roomsおよび登録ユーザーが、自動スマートネームタグに対応
- Zoom Roomのカメラは最低1080p対応である必要があります
- Zoomデスクトップまたはモバイルクライアントバージョン6.1.10以上(これらのクライアントでスマートネームタグを表示するために必要です)
最小システム要件
タイプ | Windows | Mac |
CPU |
第11世代CPU Intel Core i5クアッドコア以上、ベース周波数2.4GHz以上(Iris Xe GPUのみ) |
M1以上 |
グラフィックプロセッサ |
Iris Xe UHD 770(ドライバーバージョン >=31.0.101.3959)-第12世代CPUのみ |
該当なし(内蔵) |
RAM | 16GB RAM、デュアルチャネル (2x8GB) | 16GB RAM、デュアルチャネル(2x8GB) |
OS | 64ビット Windows 10以上 | macOS 12以上 |
制限事項
サポート内
スマートネームタグは、以下のZoomカメラモードでサポートされています:
- 手動
- オートフレーミング
- スマートギャラリー
また、以下のハードウェアで提供されるカメラモードにも対応しています:
- オートフレーミング
- スピーカーフォーカス
- プレゼンターフォーカス
非サポート
スマートネームタグは、以下のモードおよび機能には現在対応していません:
- マルチカメラモード
- コンパニオンZoom Room
- インテリジェントディレクター
- Zoom Roomから参加するCRCまたはサードパーティのミーティング
- ウェビナー
- 招待参加者が100名を超えるミーティング
- クラウドレコーディングの文字起こし
その他の制限
- スマートネームタグは、会議室内の最大16名までの参加者に適用できます。
- 自動スマートネームタグを利用するには、登録ユーザーがミーティング開始前に招待に含まれている必要があります。また、Zoom Roomsもミーティング開始前に招待に含まれている必要があるか、招待された登録ユーザーがZoom Workplaceデスクトップ/モバイルアプリを使用してZoom Roomsにペアリングし、Zoom Roomsがミーティングに参加する前にそれを完了する必要があります。
スマートネームタグがデータを処理する方法
自動スマートネームタグが有効化され、ユーザーがこの機能を利用するためにZoomアカウントを通じて登録および同意すると、Zoom RoomsはZoom Rooms内のミーティング参加者のビデオを、ミーティング招待に含まれているか、Zoom Roomsにペアリングされている登録ユーザーの参照写真と比較します。このビデオデータは、Zoom Rooms内の機器上でのみローカルに処理されます。Zoom Rooms内の参加者からのビデオデータおよびスマートネームタグ機能に使用される参照写真は、ミーティング終了時にZoom Roomsの機器から削除されます。
登録ユーザーの参照写真は、Zoomのデータ保存ポリシーに従ってZoomクラウドに保存されます。デフォルトでは、登録ユーザーの参照写真はユーザーのZoomアカウントが存在するクラスターと同じクラスターに保存されます。管理者は、アカウント設定で「データと保存」のオプションを設定し、登録ユーザーの参照写真が保存される場所を決定することができます。
詳細については、プライバシーステートメントをご確認ください。
スマートネームタグを有効にする方法
- Zoom Webポータルにサインインします。
- [ルーム管理]>[Zoom Rooms]をクリックします。
- Zoom Roomsのロケーション階層を使用して、アカウント、場所、またはルーム設定からスマートネームタグを有効にできます。
- [アカウント設定]をクリックします。
- [ミーティング]タブ>[スマートネームタグ]のトグルをクリックし有効にします。
これで手動スマートネームタグが有効になります。- (任意)自動スマートネームタグを有効にしたい場合は、[Automatic smart name tags]のチェックボックスをオンにします。
- (任意)外部ユーザーに対して有効にしたい場合は、[Enable for external users]のチェックボックスをオンにします。
- (任意)ミーティング開始時にデフォルトでオンにしたくない場合は、[Default on when the meeting starts]のチェックボックスをオフにします。
手動スマートネームタグ(名札)の使い方
- ミーテイングを開始または参加します。
-
(オプション)スマートネームタグがデフォルトで有効になっていない場合は、Zoom Roomsコントローラの[参加者]>[その他]をタップし、[この部屋でスマートネームタグを有効にする]をタップします。
- デフォルトでは、手動のスマートネームタグには、Zoom Roomsの参加者の一般的なネームタグ(例:Participant 1)が表示されます。
-
(オプション)[参加者]をタップし、鉛筆アイコンをタップし参加者のネームタグを編集します。表示されたリストからユーザーをタップし、[保存]をクリックして新しいネームタグを割り当てます。
-
(オプション)「参加者」をタップし、参加者の名前をタップしてネームタグを編集または削除します。
注: このオプションを使用するには、手順4を完了する必要があります。
注: ミーテイングが終了すると、手動のスマートネームタグは保存されません。
自動スマートネームタグ(名札)の使い方
自動スマートネームタグ機能を有効にすると、Zoomは登録ユーザーの参照写真とZoom Roomsのビデオを分析し、会議中にZoom Room内の登録ユーザーを識別します。この機能を使用するには、各ユーザーがZoomアカウントを通じて個別に登録し、同意する必要があります。管理者はZoom Roomsの設定からこの機能をいつでも無効にでき、ユーザーも自分のプロフィールからこの機能を無効にしたり、参照写真を削除したりすることが可能です。
注:自動スマートネームタグを利用するには、Zoom Roomが会議招待に含まれている必要があります。また、登録ユーザーは会議開始前に会議招待に含まれているか、Zoom Workplaceデスクトップ/モバイルアプリを使用してZoom Roomに接続されている必要があります。
ユーザーの登録を許可する
- Zoom Webポータルにサインインします。
- [アカウント管理]>[アカウント設定]をクリックします。
-
[一般]タブ内[自動スマートネームタグへの登録をユーザーに許可する]のトグルをクリックします。
- (オプション)Allow users to use their own photos:ユーザーは自分の写真をアップロードできます。無効にすると、ユーザーのZoomプロフィール写真が使用されます。
- (オプション)Allow external Zoom Rooms to identify users:組織外のZoom Roomsが、自動スマートネームタグであなたを識別できるようになります。このオプションは、管理者と外部Zoom Roomsの管理者によって有効にされている必要があります。
ユーザー登録
- ユーザ自身でZoom Webポータルにサインインします。
- プロフィールをクリックします。
-
[自動スマート ネーム タグ]にある[登録]をクリックします。
- ポップアップを読み、同意する場合は[了解しました]をクリックします。
- その場で自分の写真を撮る場合はカメラの使用を許可してください。
- [写真の撮影]で写真を撮り[登録を完了]をクリックし完了します。
- 以下のようになると設定完了です。
- (オプション): 組織外のZoom Roomsでスマートネームタグを識別できるようにする場合は、[外部のZoom Roomsでのあなたの識別を許可する]のチェックボックスをオンにします。このオプションは管理者が事前に有効にしている必要があります。
会議中に自動スマート名札を使用する
- ミーティング開始または参加します。
-
(オプション): スマートネームタグがミーティング開始時にデフォルトで有効になっていない場合は、[参加者]>[その他]をタップして、[この部屋でスマート名タグを有効にする]をタップします。
- デフォルトでは、Zoom Roomsの参加者には手動のスマートネームタグ(例: participant 1)が表示されます。
- 管理者が自動スマートネームタグを有効にしている場合は、自動スマートネームタグに登録しているZoom Roomsの参加者のネームタグが自動的に表示されます。
- (オプション): [参加者]をタップし、参加者の名前をタップしてネームタグを編集または削除します。
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トラブルシューティング
Zoom Rooms用PCのスペックを確認
設定が問題ない場合でスマートネームタグが表示されない場合は、Zoom Rooms用PCのスペックをご確認ください。
設定を確認
自動で設定しているにも関わらず、ミーティング参加後表示される名前が「Participant 1」のままの場合、以下をご確認ください。
- 連絡先グループの設定で制限されていないか
- 所属しているグループ設定で無効になっていないか
こちらの記事は、「Using Smart Name Tags in Zoom Rooms」を基に作成しました。
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